外はうっすらと雪が積もっている。
烏帽子岳か湯ノ丸山へ行こうと思っていたが、天気予報では大雪だったので、近くの城山へ行くことにした。
簡単に行ける山なので、小雪舞う早朝、山へ向かって歩き始めた。
気温はマイナス3度。 寒くない。
25分ほどで登山口へ着く。
道は地元の人が良く整備しているので危険なところは全くない。
雪の坂道を登っていく。あっという間に頂上である。眼下に雪に包まれた東御市街が広がっている。真下には上信越自動車道の東部湯ノ丸パーキングが見える。
今日の日の出は朝7時。
雲間から顔を見せた太陽が、鋭い光を注ぐ。東の空だけが明るく、西の空は暗褐色で暗い。
下り始めると、太陽が雲の上に顔を出し始めた。
粉雪が舞っていた。
粉雪に光が弾け、キラキラ輝く。
その光景は思わず合掌したくなるほどの神々しさだった。
そんな光景に身が震えるような朝だった。
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