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2007年、それまで週末はテニス三昧だったのだが、ひょんなことから登山に宗旨替えした。行きつけのスナックのママさんが山好きで、随分刺激を受けたことも大きな要因になっていることは間違いない。初めは日本百名山なんて知らなかったので、ママさんが持っていた「栃木百名山」という下野新聞社発行の厚いガイド本を購入し、最初に登ったのが高原山(鶏頂山、釈迦ヶ岳)。2007年6月30日のことだった。ちなみにこのガイド本は、解説は詳しいのだが登山口やコースの図解が貧弱であまり使いやすいものではなかった。その後、2013年に小型でカラー刷りの改訂新版が発行されたが、こちらの方が格段に分かりやすかった。
その一ヶ月後に登ったのが日光白根山。何故この山を選んだのか忘れたが、ママさんの推薦があったのかもしれない。いろんなルートがあって迷ったが、金精峠からはコースが長そうだし、丸沼からは楽そうだけどロープウェイで登るのが引っかかるし、結局、菅沼から登ることにした。
早朝、菅沼の畔にあるドライブインの駐車場に車を停め、駐車場の奥にある登山口から入山したことは覚えているが、当時は写真も少なく(山頂の2枚のみ)、コースや時間の記録もないので途中のことは景色も何もまったく記憶にない。コースタイムは3時間15分、山頂写真の撮影時刻が8時26分だったので、5時半から6時の間にスタートしたのではないだろうか。もっともカメラの時刻設定がずれていた可能性もあるので、実際はもっと遅かったのかもしれないが。
後日、丸沼からロープウェイ経由で日光白根山に登ったり、金精峠から前白根山を通って錫ヶ岳までピストンしたことがあるが、コースが違うせいもあってやはり初登山のことは何も思い出せなかった。しかし、五色山、前白根山、白根隠山あたりの稜線から眺める日光白根山はなかなか立派で、五色沼との相性もよく、深田久弥が百名山に入れた理由がいくらか分かったような気がした。いずれにしても、結果的に百名山一座目となった記念すべき山となった。
写真1:日光白根山山頂
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