次に選んだのは日光の男体山。男体山の登山口は正面の二荒山神社と裏手の志津乗越の二か所にある。正面コースは標高差が大きく直登なので、駆け出しの自分と実力の分からないおばちゃんコンビは当然登山口の標高の高い志津乗越コースを選択した。
志津乗越へは戦場ヶ原の三本松から細い裏男体林道に入った。途中から更に細くなって、離合どころか一台でも路肩から脱輪しそうなおっかない林道が延々と続いた。太郎山・志津分岐を過ぎて志津乗越まで行ったのだが、志津乗越に駐車したのかその先の志津避難小屋近くまで行ったのか記憶にない。ちなみに現在では志津乗越の5km手前の梵字飯場跡から先は通行止めになっているらしい。
このときも記録がなく、写真も山頂の数枚しか撮っていない。コースタイムは3時間15分だが、あまり疲れた記憶はない。ほとんど樹林帯の中を歩いたような気がする。おばちゃんは遅れることもなく自分に付いて登ってきたから、脚力は問題なさそうだった。その後、あちこちの山に一緒に登るようになった。
山頂には黒ずんだ大剣を持った二荒山大神が鎮座していた。天気は良かったので、おそらく眼下に広がる中禅寺湖や日光白根山、背後の日光連山などを眺めたことだろう。男体山には3年後に再登頂している。このときは正面から登ったのだが、勾配が急でかなり疲れた記憶がある。やはり初心者は志津乗越から登って正解だったようだ。ちなみに正面から登ると500円だったか入山料を納めなければならないのを知ったのは3年後に正面から登ったときである。500円が惜しくて志津乗越から登ったのではないことを、本人の名誉のために書き添えておきます。
写真:男体山山頂の二荒山大神像
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