丸川峠分岐を6時30分にスタートし、上日川峠、福ちゃん荘を経て大菩薩峠に到着。ここで人生初めてのアイゼンを装着した。賽の河原を通って大菩薩嶺に10時7分に着いた。途中、アイゼンの紐を引っ掛けて何度かつまずくうち、足幅を広げる、いわゆるガニ股歩きをすれば良いことに気付き、その後はほとんど転ぶことはなかった。山頂では写真を撮っただけで10時9分に下山スタート。雷岩から唐松尾根を福ちゃん荘に向けて下り、丸川峠分岐には12時43分に戻った。
稜線からは雪を纏った富士山がきれいに見えたし、遠く南アルプスの山並みも見えた。やはり空気が澄んでいる季節の景色は違う、と実感した。何はともあれ、初の雪山歩き、初のアイゼン歩行と、初物づくしの山行は満足いくものであった。
3年後の2011年3月に大菩薩嶺を再訪した。このときも丸川峠分岐からスタートしたが、上日川峠、大菩薩峠、大菩薩嶺、丸川峠を通って丸川峠分岐に戻る周回で歩いた。雪は初登頂のときより格段に多かったが、同じように展望も素晴らしく、気持ちよく歩けた。このとき、こじんまりした素朴な造りの丸川荘の前で休憩した。後日、北アルプス朝日岳で出会った、山小屋ソングを自作提供しているシンガーソングライターのH本さんが丸川荘の歌も作ったと聞いて、ランプの宿丸川荘にいっぺん泊まってみたいと思った。H本さんはオーレン小屋や船窪小屋の歌も作っていて、何年か前、NHKの山の特集番組にも出ていた。船窪小屋もいつか泊まってみたい小屋の一つである。
写真左:大菩薩嶺
写真中:富士山
写真右:大菩薩峠
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