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赤岳への取り付きはガレ場をジグザグ登る。最後はかなりの急登で、上りも下りも人が多くて渋滞し、時間がかかった。初体験の岩稜帯をなんとか登り切り、12時18分に憧れていた赤岳に登頂した。快晴の中、360度の展望を楽しみながら、昼食を取った。北には横岳、硫黄岳から北横岳へ続く稜線、東から南には尾根が三本伸び、その先には奥秩父の山々、遠くには中央アルプス、南アルプスが見えて感激した。
12時45分に下山開始。Yさんは横岳を通って硫黄岳まで縦走しようと言ったが、初心者の自分は自信がないうえ、膝も病み上がりだったので断り、地蔵尾根を行者小屋へ下った。小屋の壁には花の写真が貼ってあり、今日見た花を探しては名前を知った。20分ほど休憩して美濃戸に向かい、近くの温泉に寄ってから帰途についた。膝も悪化せず無事乗り切れたので自信がついた。地蔵尾根選択は正解だった。
初の八ヶ岳は満足のいくものだった。本格的な岩稜帯を初体験、素晴らしい展望。高山植物も多様でコマクサも初めて見た。もっともこのときは赤岳と阿弥陀岳の2座だけだったので二ヶ岳に登ったに過ぎない。この後、八ヶ岳には北、南合わせて20回ほど登り、自分のホームグラウンドになった。このうち7、8割方は雪の季節である。赤岳〜硫黄岳の縦走はもちろん、赤岳〜北横岳の縦走も2月だった。
これだけ雪山にはまるようになったのは、後に空木岳で出会った師匠のおかげである。それまで冬季は標高の高い山は避けていたのだが、師匠に雪山に連れていってもらうようになって身近なものとなっていった。師匠さまさまである。また、ネット山友のグループとツクモグサを観に登ったり、初心者の山友を案内して夏や冬に登ったりもした。八ヶ岳での宿題は赤岳〜蓼科山の縦走。どうせやるなら美ヶ原・霧ヶ峰からスタートして八ヶ岳を縦走し、権現・編笠へ降りたいものだ。ついでに登っていない西岳、峰ノ松目にも行ければ最高だ。他に実現したい縦走が目白押しなのでいつになるか見当もつかないが。
写真左:阿弥陀岳山頂
写真中:赤岳山頂
写真右:赤岳と阿弥陀岳(2017年2月)
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