百名山の思い出−32座目：岩手山 2008年8月10日

前日、早池峰山に登った後、岩木山で苦杯をなめ、意気消沈して辿り着いた馬返しの大駐車場で前泊し、5時35分に出発した。日曜日というのに車はさほど多くなかった。柳沢・馬返コースの登山道は途中、二合五勺で旧道と新道に分かれる。旧道は岩、ザレ場があり、足場が悪く急登だが見晴らしは良い。新道は旧道より足場は良いが、樹林帯の中を歩くので見晴らしがイマイチ。

この山も花の宝庫で、名も知らぬいろいろな花が咲いていて飽きなかった。7合目で旧道と新道は合流し、雲海が下に広がっていた。視界が広がり岩手山の山頂方向が良く見えた。立派な避難小屋のある8合目、9合目を過ぎ、ザレたお鉢の廻りを登って9時14分に山頂に到着した。

頭上は快晴だったが一面の雲海の上に飛び出た山はなく、昨日登った早池峰山などが見えないかと期待していたので少しガッカリした。頂上前のザレ場にはコマクサやイワブクロも咲いていた。お鉢巡りをしたかどうか覚えていない。9時47分に下山開始。花と展望を楽しみながら下山し、12時16分に駐車場に到着。途中でパラグライダーを見かけて気になった。岩手山にはパラグライダーの発信基地はないから安比高原から飛んできたのだろうか。栃木への帰途、名物のわんこそばを食べたのだが、どこで食べたか記憶にない。

写真左：7合目過ぎから
写真中：お鉢
写真右：岩手山山頂