快晴で展望は素晴らしい。北側には西穂から穂高への稜線が間近にあり、遠くに槍の穂先も見えた。笠ヶ岳の稜線も素晴らしい。東側に霞沢岳、南側にこれから登る乗鞍岳。展望を楽しんだ後、8時9分に下山開始。9時45分に登山口に戻った。
焼岳にはその後登っていない。大正池に映る逆さ焼岳と青空にそびえる焼岳の構図が好きで、何度か撮影に訪れたことがある。西穂山荘〜奥穂高岳縦走や冬の西穂独標行きの際、丸山あたりから振り返ると見える焼岳も素晴らしい。焼岳は眺める山としても格別である。
焼岳登山口から平湯に向かうのに、安房トンネルを通らず国道158号の峠道を走ったので、ずいぶん時間がかかってしまった。ようやくあかんだな駐車場に駐車して、平湯からシャトルバスで畳平に向かった。11時33分登山スタート。雲が多かったものの素晴らしい展望を楽しみながら山頂を目指す。肩ノ小屋までは緩い登りだったが、過ぎると急登が始まった。不消ノ池を横目に見ながら登り続けると、12時42分剣ヶ峰に着いた。乗鞍本宮奥宮にお参りし、12時55分下山開始。下りながら花を楽しみ、13時43分にレストハウスに着いた。コマクサが見られたのはよかった。あわただしく13時50分のバスで平湯に戻り、バス停近くの温泉に浸かった後、あかんだな駐車場から栃木に戻った。ここも標高2,700mの畳平までバスで上がったお手軽登山だったという思いがあり、宿題を残してしまったような気がした。
2017年2月、乗鞍高原スキー場のリフト終点から登り始め、位ヶ原山荘に一泊して翌日剣ヶ峰を目指した。翌日はガスガス、強風で時折り吹雪くという悪条件に歩くのにも難儀したが、山頂に着くころには天気が回復し、真っ青な空となった。冬の澄んだ空気のおかげで素晴らしい展望が得られ、しばし絶景に見惚れて時間の経つのを忘れるほどだった。これだから雪山は止められない。この山行は日本横断時に知り合った神戸のHさん、奥日光で知り合ったTさんとのジョイント山行で、自分がリーダーだった。二人にも満足してもらったようで、自分にとっても忘れられないものになった。初登山の宿題は一応果たしたが、機会があれば深田久弥の推奨する飛騨側の麓から登ってみたいものだ。
写真左:焼岳北峰から穂高連峰
写真中:乗鞍岳(剣ヶ峰)を望む
写真右:冬の乗鞍岳山頂(2017年)
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