仙水小屋を通り、大きな石がゴロゴロした登りを終えると仙水峠。そこから急登を喘ぎながら登り、駒津峰に到着。10分休憩して山頂目指して巻道ルートを選ぶ。大きな岩を越え、最後はザレ場を登って12時24分に甲斐駒ヶ岳山頂に到着。
ガスっていて展望はなかった。ゆっくり昼食を取り、13時5分に下山開始。同じく巻道で駒津峰まで降り、双児山経由で北沢峠へ下る。双児山の手前で、足を痛めて牛歩の高校生グループを追い抜いた。この調子だと日没までの下山は難しいと思い、ヘッドランプを持っているか尋ねると持ってないという。長衛荘に泊まるとも言っていた。急いで下山し、長衛荘のスタッフに事情を話して迎えに行って欲しいと頼んだ。すでに薄暗くなっていた。次の日、仙丈ヶ岳登山を終えて長衛荘前からバスに乗る際、スタッフに前日のことを訊いたら、無事下山したとのことだった。
テントは2〜3人用で大人3人寝るには窮屈だった。荷物は全部ツェルトに包んで外に置き、すし詰めで寝た。夜中に雨が降ってきて荷物が濡れないか心配だったが、大丈夫だった。
2000年8月、入っていた千葉の山岳会の夏合宿で甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳に登ったことがある。甲斐駒の上り下りで膝を痛め、翌日の仙丈ヶ岳は痛みに耐えながらなんとか登ったものの、次の日の北岳は断念した。下山後、しばらくは松葉杖で通勤せざるを得なかった。山の歩き方を知らない初心者ゆえの失敗だった。2016年9月、百高山の高嶺とアサヨ峰に登った後、鋸岳に向かう途中で駒ヶ岳を再訪した。天気が下り坂だったので、危険な鋸岳は諦めて北沢峠へ下山した。鋸岳はその翌週、角兵衛沢からピストン登頂した。
甲斐駒ヶ岳の宿題は表参道である黒戸尾根からの登頂だ。一度晩秋に計画したことがあったが都合で中止した。いつになるか分からないが、七丈小屋に泊まっての山頂ピストンか縦走、いずれかで登りたいと思っている。
写真左:甲斐駒ヶ岳山頂(2000年)
写真中:仙丈ヶ岳から
写真右:栗沢山から
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