百名山の思い出−67座目：高妻山 2009年10月25日

戸隠牧場手前の駐車場で前泊し、翌朝5時55分に出発した。牧場内を歩き、ゲートを抜けると沢沿いの樹林帯。すぐに鎖場が現れ、何ヶ所も続く。登りよりもトラバースが怖い。登りきると一不動避難小屋に着いた。ここから五地蔵までは展望のない樹林帯を歩き、過ぎると視界が開けて高妻山が見えだす。九勢至あたりから稜線に出るが、曇り気味で遠くの展望はない。急登を越え、十阿弥陀の銅鏡の先に高妻山の山頂があった。9時52分到着。

残念ながら山頂付近はガスっていて展望はなかった。ほぼ一緒に行動していた女性が乙妻山まで行くというので一緒に行くことにした。ところがこの女性、むちゃくちゃ足が速く、トレランでもやっているのかと思うくらい。なんとか乙妻山山頂、十三虚空蔵に着いた。晴れていれば高妻山が見えるらしいが、ここもガスガスで眺望はなく、早々に高妻山に引き返した。

高妻山を11時42分に出発して下山開始。五地蔵山からは弥勒新道を降りることにして、急登を下る。滑らないようロープ、枝、草の根を掴み、なんとか降りた。最後は牧場を抜けて14時に戻った。山で顔見知りになった健脚女性や男性グループと一緒に牧場カフェに入り、しばし歓談。最後は戸隠そばを食べてから帰宅した。

2010年6月に戸隠山に登った折り、一不動避難小屋までは行ったのだが、高妻山までは足を延ばさなかった。今思えば勿体ないことをしたものだ。それにしても蟻の刀渡りは怖かった。その後も飯縄山、黒姫山、斑尾山など北信の山に登るためこの辺りを訪れているが、いつも戸隠そばをいただいて帰るのが楽しみである。

写真左：高妻山山頂
写真中：乙妻山山頂
写真右：戸隠山山頂(2010年)