ここでも360度の大展望が得られた。裏銀座コースの稜線もきれいに伸びていて、踏破意欲をそそられる。薬師岳の巨大な全貌もここからだとはっきり分かる。いったん下ってワリモ岳を通過し、ワリモ北分岐から登り返す。水晶小屋横を通り、少し平坦な稜線の先から岩の急登を登り、13時ちょうどに水晶岳到着。
稜線の先には赤牛岳、黒部湖、ずっと奥に立山、剱岳も見える。眼下には高天原温泉の赤い屋根も見えた。絶景を楽しみながら下山した。岩苔乗越から祖父岳を経由して雲ノ平に降りる。祖父岳手前のハイマツの中でライチョウを見つけた。初めて訪れた雲ノ平を行ったり来たりして散策し、キャンプ場には16時39分到着。
三日目は5時20分に出発。この日も好天。景色を楽しみながら木道を歩き、木道終点から急坂を下る。かなりの勾配で、登りには使いたくないものだ。薬師沢の吊橋を渡り、緩い登りをひたすら歩く。勾配が少し急になった先に太郎平小屋。そのまま下りに下って12時9分に折立に戻った。テント泊としては最長の二泊三日の山旅。天候に恵まれ、絶景尽くしの縦走で大満足だった。
2011年9月に高瀬ダムから裏銀座コースを歩き水晶岳に再登頂した。赤牛岳まで行った後、竹村新道から湯俣温泉に降りたので鷲羽岳には登らなかった。その後、2013年10月、2015年8月にこのあたりをうろつき、高天原温泉や薬師沢を楽しんだが鷲羽岳、水晶岳は登っていない。週末を気にしなくて良い身分になった今、雲ノ平でノンビリするのも悪くないなと思っている。
写真左:三俣蓮華岳から鷲羽岳
写真中:赤牛岳から水晶岳(2011年)
写真右:黒部川源流(2013年)
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する