例えば、山形県では基本理念として「事件・事故に関しては積極的に公表する」というものがあり、その理由として『「県には、持っている情報を県民に提供する責任がある」との認識の下、県民の立場で知りたい情報、県民が知っておくことが有益な情報、及び県としての責務を果たす必要がある情報を積極的に公表する。』となっています。
登山自粛要請中の事故だと公表基準のハードルが低くなっている可能性もありますね。先ほど日記に上がった静岡の遭難は道迷いレベルですが、職業まで報道されています。
恥ずかしながら、私が3年前に剱岳で滑落した事故では地元新聞に住所氏名入りで掲載されました(写真)。テレビニュースでも報道されたようです。
登山自粛中に遭難事故を起こすと氏名を公表されるだけでなく、正義感に燃えた(?)自粛警察がうようよいるネットでも叩かれることを覚悟しないといけないですね。
まあ、それでも自信のある方(無神経、無自覚な方?)は我が道を行かれるのでしょうが、救助崩壊、医療崩壊への加害リスクだけでなく、自身のプライバシー曝露の被害リスクもあるということをお忘れなく
「正義の人」の存在は昔からあるようで、今よりネットが一般的では無かった頃、遭難し新聞に名前が出たら自宅に非難の電話が山のように掛かってきた…と聞きました。
電話帳に番号を公開していないにも関わらず、どこからか調べたようだ…と言っていました。
世の中、フラストレーションが溜まり過ぎてギスギスしているように感じられる昨今、遭難すれば「大っぴらに叩いて良い存在」扱いされるのは明らかでしょう。
報道はクレーマー集塵機のようなものですから。
私の個人的意見ですが、救助されてサンドバックにされるのであれば、いっそ救助などされない方が…と思ってしまいます。
いっそ、「遭難しても救助には向かいません」としてしまった方が良いような。
この前提の上で敢えて行くのであればそれはそれかと。
Washiba2924さん、こんにちは!
コメントありがとうございます。
「正義の人」はいつの時代にもいますね。不謹慎狩りも横行するでしょうから、他県の登山口に行くと車に落書きされたり、傷つけられたりすることも増えそうです
普段であれば加害者が糾弾されますが、この時期だとどこかの国の「愛国無罪」と一緒で「不謹慎狩り無罪」がもてはやされて横行しそうです
厭な時代になったものです
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する