凍る体―低体温症の恐怖 (ヤマケイ文庫) 船木上総 (著)
http://is.gd/Wqwc2C
恐いのはやっぱり遭難や滑落やケガ、と思っていたらどうやら低体温症というものが命にかかわる問題だということで、手に取ってみた。
つねづね、体温管理が健康の元と思っているので、いつも体を冷やさないよう気を付けている。
体温が一度下がると免疫力は30%下がるというし、風邪の場合でも早く治すために体は高熱になりウイルスと戦おうとするので解熱剤はできれば飲まないほうがよく、ちょっと体調悪いなと感じたらなるべく温かくして栄養をとって体温を上げて寝るようにしてたら風邪をこじらせにくい。
http://www.terumo-taion.jp/health/temperature/06.html
この本では、低体温症のメカニズム、体が体温を調節する仕組み、軽傷から重症の見分け方や対処方法が詳しく書いてあった。
筆者は実際にモンブランのクレバスに落ちて低体温症になった経験をもち、現在はお医者さんなので、論理的科学的だし説得力がものすごい。
山では、「体を冷やさない、濡れたら乾かす、風を避ける、温める、食べる、水分をとる」が大切という。
ちょうど冬山講習でガイドさんから「歩いてても低体温症になる」という話を聞き、呼吸や皮膚から奪われていく水分の話を聞いたので、
この中の水分をとることの大切さについて、もうすこし調べてみた。
<水分をきちんととる、についてぐぐってみた>
1時間に体重1kgあたり5gの脱水と言われていて、意識的に補給する。登りはじめにはまず200ml〜500mlを。その後はできれば30分おきに150ml〜200ml。
寒く乾燥した状態で皮膚の湿度を保とうと不感蒸泄により脱水。喉が渇いたと自覚する頃には脱水症状は進んでいる。
高所での脱水では地上での場合ほど強い口渇感をもたらすことがないので、登山者はより意識して水分摂取につとめる必要がある。
〜夏の水分だけでなく冬場の水分も大切なので、飲まなくてもへーき♪とか体のメカニズムを無視しないで、きちんと飲みましょう〜
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