笑え山よ、限りのないひとの愚かさを

笑え山よ、歌え雲よ
限りのないひとの苦しみを

笑え山よ、歌え雨よ
限りのないひとの哀しみを

笑え山よ、歌え雪よ
限りのないひとの寂しさを

笑え山よ、歌え雷（らい）よ
限りのないひとの怖れを

笑え山よ、歌え谷よ
限りのないひとの欲望を

笑え山よ、歌え空よ
限りなく続くひとの争いを

笑え山よ、歌え宇宙（そら）よ
救いのないひとの愚かさを



写真１：大雪山旭岳から高根ヶ原とトムラウシを見る
写真２：富士山頂から山中湖、丹沢方面を見る
写真３：鹿島槍から剱岳を見る

コメント

kibako

山はみんなの空気清浄機
こんばんは
山笑うって、肯定的な言葉でしたよね(^_-)-☆
山は色々な哀しみ、辛さ、煩悩を吸い込んでｌｏｖｅに変換してくれてますよ♪

Swan_song

Re: 山はみんなの空気清浄機
わんにゃんこ

この詩は、下界で味わったひとの様々なネガティブな感情を山で発散することによって元気になれる。
山が、人間のさまざまな感情を笑って受け止めてくれますよという意味で書きました。

「雲」は、限りなく湧き上がる苦悩（憎しみ）を表現し、
「雨」は、哀しみ（涙）を流してくれくれることを表現
「雪」は、冷え切った心の寂しさを閉じ込めてくれということ、
「雷」は、怖れ
「谷」は、人間の欲深さ
「空」は、争いの広がりを表現しました。
最後に、「宇宙」という大自然の下での人間の愚かさ、小ささを表現したつもりです。

そんな偉そうなことを書くMipapaも、日々の生活に悩み続けるちっぽけな人間です 。

この詩は、直前に以下の歌を聞いて作ってみたものです（ほとんどパクリ？ ）
http://www.kasi-time.com/item-18330.html