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2021年10月12日 08:08未分類全体に公開

山でのマナーと気遣い

 昨日の日記で、山の喫煙について記されている方がいた。深い話だな〜と感じながら拝見していた。

 小さいころから、父親に山に連れて行ってもらっていた。次のようなことがあった。

〇山小屋に普通に入っていこうとしたら叱られた。「靴の土を少しでもいいから落としなさい。玄関をそうじするのは山小屋の人だよ。」と。
〇雨の中、慌てて雨具で山小屋に入ろうとしたら叱られた。「入る前に、雨具を脱いで、水をはたいてからだよ。」と。
〇登山途中の木製ベンチにの上にザックを置くと叱られた。「ザックの底は汚れているから、地面に置きなさい。みんなが座る場所に土をつけてはいけないよ。それに、ザックがあると、他の人が遠慮して一人分座れなくなるよ。」と。
〇テント泊でコッヘルでラーメンを作って食べた。父は、食べ終わった私のコッヘルに少し水を入れて回してそれを飲んだ。「こうすると、ティッシュをほとんど使わずに済むんだよ。」と。
〇登ってくる人に道を譲るために、登山道わきのクマザサの上に乗ったら叱られた。「いつも遠くの状況を見るように下っていれば、もっと早く登ってくる人に気付けていたよね。そうしたら、手前のクマザサのない開けたところで、譲ることができたんだよ。」と。
 
 いつも山に対して、人に対して敏感な父親だったのだと思う。
 自分で山に登るようになってずいぶん経つが、まだまだ父親には追いつけない。コロナが落ち着いたら、また一緒に登りたいと考えている。

写真:2018年立山室堂
   2017年北八ヶ岳雨池
   2017年西穂丸山

 
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コメント

2860さん、こんにちは!
素敵なお話しと、素敵なお父さんですね!

子供の頃に母に言われた事を思い出しました。
人の前を横切ってはいけませんよ。急いでる人がいるかもしれないから歩道の真ん中を歩いてはいけませんよ、とか。言葉でなくとも態度で教えてもくれました(山でのマナーではないですが)
母さんに会いたい、2860さんの素敵なお話しで、亡くなった母に会いたくなりました。

お父さんとまた歩けるよう、コロナが落ち着きますように!

私は母に、夢で会えますように!(でも母は、おばあちゃんに夢で会えないってよくこぼしてた)

そして、山でみなが気遣いをしあえますように!
2021/10/12 19:11
kayokos 様
 
 コメントお寄せいただき、ありがとうございます。
 
 kayokos様のお母様、何かとても素敵な方ですね。登山するしないに限らず「人として」素晴らしい方なのだと思いました。派手でもなく華美でもなく、実直で謙虚で地道に気遣いができるお母様なのではないでしょうか。山でテント泊している時に、夢に現れて下さると最高ですね!
 
 私の両親は、現在88歳で何とか元気です。今年の初めに、母が階段から転落し、腰の骨を骨折しましたが、手術・リハビリを経て今はかなり歩けるようになりました。
 山について色々なことを学んだ父も、今は「要介護」の状態です。
 ですが、何とか山に連れ出そうと考えています。上高地散策、立山室堂散策くらいなら連れ出せるのではないかと・・・。山に登ると、実に生き生きした表情に変わってしまう二人です。
 
 山での気遣いっていろいろな考え方があるのだと思います。人によって食い違いも出るのだと思います。私の場合は、父を手本として。少しでも近づきたいと考えています。
 
 話は、ガラッと変わりますが、双六はひょっとしたらトレーニング後に体調を崩されて見送りになってしまったのでしょうか?「山は逃げない」ですが、山行記録を楽しみにしていますので、是非登ってみてくださいね。
2021/10/12 22:18
2860さん、はじめまして。コメント失礼いたします。
本当に素敵なお父さんですね。
ただただ感情的に言うのではなく、お父さんの「お叱り」の中には、「教え、伝える」がしっかりと含まれていて、それゆえにスッと心に染み込んでくる気がします。
山に、人に、向き合う姿勢を、私も教えられた気がしました。
こんな風に大切なことを伝えてくださる方と、山に行きたいな。
皆が自然に気遣いしあえる、そんな山行が広まったらいいな。
素敵なお話をありがとうございました。
2021/10/12 21:18
pumi3 様

 コメントお寄せいただき、ありがとうございます。
 
 pumi3様の日記を拝見しているうちに、色々なことを考えて私も日記に記したくなりました。
 「タバコ臭が迷惑」という主観だけで判断なさらず、相手の行動の裏にある気遣いにまで目を向けることができる素敵な方だなと思って日記を拝見していました。そういう考え方を自分もできるようになりたいなと感じました。
 
 父のことを誉めていただき、ありがとうございます。とてもうれしいです。
 父の中には「俺は山を知っている」「俺は山のベテランだ」「俺はすごい所を制覇してきた」などのようなおごりがないのだと思います。自分の経験から「これはいいな」と感じたことを素直に私に伝えてくれていたのだと思います。根本的に物事に対し「いい感じ方」ができる人間だったのだと思います。
 私はこの「いい感じ方」の能力がまだまだ未熟だと思っています。
 山に登る方たちがこの「いい感じ方」をできるようになればpumi3様のおっしゃる「皆が自然に気づかいし合える」ようになるのかも知れませんね。
 
 ちなみにpumi3様の日記を見てpumi3様は「いい感じ方」ができる方だと思いました。これからも素敵な山行を続けていってくださいね。
2021/10/12 22:43
pumi3 様

 今朝は、他の方からのコメントに対し、間違えて「pumi3」の宛名で返信してしまい、大変失礼いたしました。メッセージ通知でご覧になったことと思われます。
 自分の文章をきちっと見直してから送信する「マナーと気遣い」が欠けていたと反省しております。不愉快な思いをさせてしまい、大変申し訳ありませんでした。
2021/10/14 14:12
2860さん、こんにちは
ご両親との上高地散策や立山室堂など素敵ですね!つい足を伸ばしてしまうから、上高地でゆっくりするって贅沢ですよね。想像するだけでうっとりします^_^

双六は、体調に自信が無かったので見送りました。残念です😢
でも2860さんのお話しや、他の方の記録でいつか行こうと心に決めました。三俣山荘でコーヒー飲んでみたいし、雲の平でゆっくりしたいです。その辺りにちなんだ本も読みたいです。
この辺りに行きたいと思ったのは去年、常念岳山頂で常念小屋スタッフの方が勧めてくれたからです。初心者の私におすすめ下さる所は無いですか、と聞いたら雲の平を教えてくれました。それ以来、どんどん行きたくなってきました。
常念岳でのお喋り、2860さんとのコメントのやり取り、山を介しての出会いって本当に素敵ですね。知らない人と、突然深い話しができる。これからも素敵な出会いが楽しみですね。
2021/10/13 21:05
kayokos様、おはようございます。

 上高地、横尾までの散策でも十分楽しめますよね。小屋も素敵ですし。
 室堂の景色は圧巻です。いつも「立山ってこんなに大きかったんだ。」と感じてしまいます。

 やはり双六は、体調不良で見送られたのですね。
 三俣も是非行ってみてください。ここは、小屋にも宿泊させていただきました。テント場も展望食堂のコーヒー素敵ですが、宿泊棟も素敵でした。びっくりしたのは、チェックインの時、普通にできるだけ順に詰めて布団の場所を指定されますよね。ここでは、夕方くらいにこれ以上宿泊者がなさそうだと判断なさった時に、一人一人のスペースを広げるように声をかけて下さったのです。驚きました。多分、順々に部屋を宿泊者で埋めていくのではなく、最初からできるだけいろいろな部屋に宿泊者をばらしてくださっているのだと思います。
 雲の平、憧れの秘境ですね。まだ行ったことがありません。薬師方面からでも3泊くらいの山行になるみたいですね。日程に余裕をもって是非訪れてみたいものです。

 ヤマレコを通してkayokos様といろいろなお話ができたこと、楽しさを感じるとともにとても感謝しております。山行記録も拝見してkayokos様の山の楽しみ方、とても参考になります。おかげさまでまだまだ山の楽しみ方を広げることができそうです。
 これからも素敵な山行をお続けくださいね。
2021/10/14 7:54
kayokos様
 
 先ほどのコメント、宛名を間違えて送信してしまいました。申し訳ありません。修正させていただきました。
 父が見たらきつく叱られそうです。
 大変失礼いたしました。
2021/10/14 13:30
はじめまして
2860様とは他の人でのコメントで出会っているかも知れません・・・
お父様の山での振る舞い
どれも、山では自然や他の方たちへの配慮が大切ってことですね
そうすることでお互いにストレスなく山を楽しめるってことだと思います
自分も何年も登山やってますが
なかなかお父様のような配慮が出来ていません
ホント、いいお話です
ありがとうございます
2021/10/15 22:47
junbader 様

 コメントお寄せいただきありがとうございます。
 『なこちゃんファンクラブ?』のメンバーですよね。いつも素敵なコメントをなさっているのを楽しく拝見しております。一緒に応援していきましょう!
 
 父のことを誉めて下さり、ありがとうございます。何年たっても追いつけませんが、常に一つのお手本としたいと考えています。

 山でのマナーや気遣いって、数限りなくあると思います。登山者でも色々な経験の違いや考え方の違いもあり、それも考慮する必要があるのだと思います。また、「登山者同志」だけでは、不十分なのだと思います。
 
 「熟達した登山者に対して」「初心者登山者に対して」「急いでいる登山者に対して」「ばてている登山者に対して」「トレイルランナーに対して」
 「自然(動物、植物、地面、空気、地球全体)に対して」「山小屋スタッフに対して」「ボランティアで登山道を整備して下さっている方に対して」「登山口周辺にで生活されている方に対して」「登山に批判的な方に対して」
など、色々な観点を意識できる登山者になりたいと思っています。
 
 山に登っている方みんなが、このようないろいろな観点を意識するようになるだけでも、「山でのマナーや気遣い」は、大きく変わっていくのではないかなと思っています。

 今回は、ありがとうございました。これからも、楽しい山行をお続けください。

 
 
2021/10/16 8:26
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