靴やザックを買うときのこだわり

　登山靴やザックを購入するときの変なこだわりです。

　基本的に、登山靴とザックについては、ショップで十分試着してから購入するようにしています。当然、多くの方がやっていることだとは思います。
　
　私の場合は、それに付け加えて(自分でも少し変だと感じてはいるのですが)最終的に購入するときは、
■試着して気に入った『その個体』を購入する■
ということをしています。

　壁などに並んでいる靴を色々試着します。たまたま並んでいる靴がサイズぴったりで、それを試着して購入を決めた時、店員さんが気を利かせて奥の倉庫から新しい箱に入った同じサイズのものを持ち出してくれることが多いのですが、
　「今、実際に試着したこのディスプレイされていた靴をお願いします。」
となってしまうのです。
　
　商品には、どうしても『個体差』があると思っています。靴なら、同じ商品の同じサイズでも縫製部分の糸のでっぱりがどうしてもちょっと違ったり、内部の凹凸も違ったりするようです。ショップやメーカーに実際に聞いてみたことがあるのですが、確かにそれは否めないとのことでした。
　だから「私が気に入ったのは、君そのもので、君の友達ではないんだ。」という気持ちで『その個体』がどうしても欲しくなってしまうのです。
【ちなみに、靴は「君そのもの」がとても気に入ったので、数年後に十分試着した「君の友達」も購入し、同じ靴を２足所有することになりました。】
　
　ザックの時も同じです。店員さんにお願いして、壁に飾られていて実際に試着したザックの中身を取り出してもらって、それを譲ってもらうようにしています。ザックの場合は、店員さんに余計なお手間を取らせてしまいます。
　靴のインソールについても、試着用のもの(ロゴがかすれていたのですが)を譲ってもらいました。これは運よく、そろそろ試着用を交換しようとしていた時期だったそうで、１０００円引きになりました。
　
　これがいいのかどうかはわかりませんが、靴は２０年以上、ザックは８年間気持ちよく愛用できています。

コメント

junbader

あ、2860さん
フォローありがとうございます
僕もフォローさせて頂きました
これからもよろしくお願いします

靴は難しいです
登山を安全に快適に楽しめるかは、その大部分は靴じゃないでしょうか
なので、一番重要な道具と思ってます
僕が初めて買った靴はモンベルのツォロミーブーツだったかな？を買いました
ちゃんと店でフィッティングしてもらったんですけど
何度使ってもくるぶしが痛くなったり、別の部位が擦れで皮膚がむけたり
痛くて苦痛でしょうがなかったんで
別の靴を買おうと思い
好日山荘でフィッティングしてマムートのを買いました
こちらは５年ほど使ってますが快適に登山が楽しめています
モンベルのその靴はたぶんサイズが合っていないか、足の型が合っていないかどちらかかだったと思います
まあ、モンベルの店員さんが悪いとは思ってないですが
登山靴はそれだけデリケートな道具だと思うんですね

なので2860さんの「君じゃないとだめなんだ！」って、アリですよ
同じ靴でも人間の手作業も入っていると思うし
少しづつ違いが出ると思う
しかし、登山靴20年以上ですか？
そんなに持つもんなんですか？
ってことはソールの張替えをしてらっしゃるのか
２つの靴をヘビーローテーションしてらっしゃるのか？

実は今、愛用しているマムートの靴のソールがかなりヘタってきているので
ソールの張替えをしようか、別のを購入しようか悩んでます
そう、迷ってます、じゃなく悩んでます
ソールの張替えならば、履き心地は、ほぼ保証されたようなもの
でも、ひょっとして別のを購入したらもっと素晴らしい靴に出会えるかも知れないというスケベ根性もあります
いや、逆に失敗して「やっちまったあ〜〜」になるかも知れない
登山靴って、お店でのフィッティングだけでは正直わからなくて
山行で何時間も使ってみて初めて分かるもんなんで

2860さんならソール張り替えますか
それとも別の買いますか？

2860

junbader様
　コメントお寄せいただきありがとうございます。最近、よくお会いしますね。実に明るいお考えで、楽しいコメントをなさるので、とても気になってしまいフォローさせていただきました。
　こちらこそ、古い山行記録に拍手をして下さり、ありがとうございました。

　小学生のころから、父に山に連れて行ってもらいました。靴はよくある青い化繊のキャラバンシューズというやつでした。やがて高学年の頃に好日山荘かロッジの重登山靴を買ってもらいしばらく使ってました。このころは靴が自分に合うかどうかなどは対して意識もせず登っていたのだと思います。
　
　ブランク期間があって、２５年ほど前から、山にハマりました。

■１足目■量販店の「なんちゃってトレッキイングシューズ」の新品でいきなり涸沢に登りました。途中で前半分の靴底がベロンとはがれました。ガムテープも細引きも持っておらず、涸沢ヒュッテで針金をいただき、それでしばって下山しました。北穂までの予定でしたがあきらめました。

■２足目■涸沢から下って、すぐに石井スポーツ松本支店にいき、購入しました。マインドル(ドイツ)のバックスキンかヌバックの革靴でした。３、４年間これで過ごしました。

■３、４足目■テントをするようになって、剛性の高い靴が欲しくなり購入したのが写真の「ガルモント　ブレンタ　GTX」です。２０数年前位です。「本革」「ノルウェイジャン」が特徴です。性能もありますが、なんかクラシックな感じが良くてミーハーな気分で「カッコイイ！」と感じ選んだ部分もあったと思います。「個体差」にはこだわって、千葉市の好日山荘で３時間くらい試し履きをした覚えがあります。気に入ったので、３年後くらいにもう１足購入しました。それを今も使用しています。靴底は、「１足目は、２回交換」「２足目は予備で使用頻度も低いので、１回の交換」です。
　
　私の感触ですが
　〇「革靴」は、確実に長持ちします。重くて硬いですが。
　〇「ノルウェイジャン」「ステッチダウン」は、靴底がはがれにくい構造のようです。
【このことは、質問箱でもお答えしています】
https://www.yamareco.com/modules/plzXoo/index.php?action=detail&qid=6486

　私は、運よく３、４足目で「一生付き合えるかな？」とも感じられる靴に出会うことができました。

　何か自分の靴の話ばかりになってしまいましたが、父は大阪の「ロッジ」かどこかの重登山靴を３０年以上は履いていたと思います。山岳部に所属していた職場の同僚も、東京の「ゴロー」さんで学生時代に購入した重登山靴を修理しながら３０年以上履いていました。革靴ならば長年履けることは確かだと思います。
　
　岐阜にどのようなショップがあるのか情報不足ですが、長く使える靴をお求めなら「革靴」というのは一つの選択肢になるのではないかと思います。
　でも、マムートに愛着（デザイン、履き心地、思い出）があるのならば、靴底を貼り換えてできるだけ長く使ってあげるのがいいかと思います。
　更に贅沢な選択肢は、「マムートの靴底も貼り換え、新しい靴も購入し、気分によって履き替える」というのも楽しいかも知れませんね。

　長文になって、申し訳ありません。テント場ででも実際にお会いして飲みながらお話したい気分ですね。