日本百名山89 伊吹山
伊吹山裾みにつづく野の道を行く人ありて遥けくし見ゆ 松村栄一
旅よそほひまだ解かなくに伊吹山雪に白しと家人に言えり 々
さかり来て伊吹山遠しここにして麓の雪も見えずなりたり 々
粗々らしくら伊吹連山朝あけて襞落の霧のうごきつつあり 宮柊二
伊吹山はわが哀楽のまにまにし面がわりする山にぞありける若山喜志子
眼の前に突っ立っ伊吹の山をも吹雪きに消され暮れたる一日 千田泰三
伊吹山見ゆれば今日は天気よし父祖の言葉は今もあたらし 小西二郎
愛知川の八幡橋より望み見る雪の伊吹の陽にかがよふを 々
伊吹山は万葉集にはないのかな。。
藤原実方朝臣(51番) 『後拾遺集』恋一・612
かくとだにえやは伊吹のさしも草さしも知らじな燃ゆる思ひを
https://ogurasansou.jp.net/columns/hyakunin/2017/10/17/1228/
やはりありましたね。
・・・・
「名に高き越の白山ゆきなれて、伊吹の嶽をなにとこそ見ね 紫式部
という歌は、紫式部が琵琶湖を渡っているときに見た伊吹山を詠んだものです。伊吹山は、標高1377メートルで滋賀県の最高峰の山であり、「越の国の白山の雪を見慣れてしまったから、伊吹山がどんなに白くてもたいしたものとは思わない」という内容が込められています。この歌は、紫式部が物事を判断する物差しを得た瞬間を表しているのかもしれませんね。3。伊吹山の雪は、彼女の心を暗くするものではなくなっていたのでしょう。」ネットより
後に加筆修正あり。
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