昨日9月2日、午後4時30分に帰宅いたしました。
われながら振り返ると恐ろしいことを良くやったと思います。帰りのフェリーは9月1日のキャンセルが取れたので、1日早まり、当初の予定通りになりました。
北海道では多くの年配者がグループでいくつかの山をまとめて登っておられる方がおられました。でも全部登るというのは私ぐらいでしたかね。
北海道の山は、技術的に難しいという山ではありませんでした。しかし原始的な雰囲気と本州の山にない景観をもち、天候によって非常に危険な山になるという印象です。地理学的に北海道の北緯は43度で北アルプスは36度で、7度違うと思うのですが、この差は北海道の山の高さに1000mを足して見ると感覚がつかめるだろう。1500m以上の山はアルプス並みの山に該当する。
その気候を考えると怖さがわかる。
怖さの順で言えば、一番はトムラウシ、二番は大雪山、三番は幌尻岳、四番は利尻、十勝、雌阿寒、後志羊蹄山、いずれも風とガスの怖さだ。
楽しさから言えば、一番は斜里岳、二番は羅臼岳、三番は幌尻岳だった。これも晴れた日に限るが。
後志羊蹄山は、特異な山でお鉢を回るのと回らないのでは、その意味が異なってくる。一周しないと面白くない。ただし天気の悪いときは危険だ。
阿寒岳について一言。
阿寒岳という山はない。便宜上100の数あわせで雌阿寒岳を指すようだが、深田久弥は雌阿寒には登れなかった。これは二つでひとつの山である。そう考えて二つの山を味わうことをお勧めする。雄阿寒は阿寒から弟子屈に抜ける国道の峠道から眺めると、その威容がわかる。私は夕方の姿をわすれない。
雌阿寒岳は残念だったが、地元の方の言によると悪天のときに阿寒富士に回るのは危険だという。雌阿寒と阿寒富士の暗部が風の通り道になり、すごい風になるという。今回は山頂の往復にとどめた。
考えてみると、雌阿寒岳と十勝岳と活火山の山に上ったときだけ天気が良くなかった。利尻も悪かったが火山の様子を見られず、またおいでということか。
利尻について書こう。
この山は海上から眺めた姿が美しい。山頂付近の荒涼とした風景を見られず残念だったが、崩落がかなり進行しているようだ。大山と似ている。山がやせていくのだ。残雪の姿はもっとすばらしいだろう。技術的には難しい山ではない。長官山の避難小屋は水はない。トイレは携帯用トイレのブースが二つある。
トムラウシで遭難者事故があったことは既知のことだが、歩いてみて当然だと思った。それぞれのレコでこれから書いていきます。
北海道を一人でMZワゴンで走り回りました。広いです。外国のようでした。
北海道の魅力、改めて感じました。
ご褒美に船のレストランで食べました。
そうですね、コンビに弁当とおにぎりとパンの暮らしでした。利尻の利尻ラーメンと帰りの船の食事が一番今回の旅の中では豪華でしたね。
ほんとに貧乏旅行が性に合ってるんですかね。いつまでもやってられません。
とりあえず、無事帰りました。コメントくださった皆さんへの報告です。
そう最後に大雪山のちんぐるまのお花畑、ぜひ7月に行ってみたいです。北海道は7月がいいんですよね。
応援くださってありがとうございました。
ご無事な帰還、何よりです。
9月2日のフェリー、3日の帰京と思ってましたが、一日早くお戻りになられたのですね。
取り合えずは旅の疲れを癒して下さい!
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