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さて、馬返しに来たついで、お猿さんでも撮って帰ろうと、安易に考えて長靴を履いてスタート。
鳥居を過ぎると一合目までの直線旧道も気になります。早朝誰もいないから踏破してみます。
(現在ロープなどで立ち入り規制はされていませんが、保護のためにあまり誘導しない方がよいでしょう。)
一合目に来ると廃屋の鈴原神社のまわりも気になって回ってみると、建物裏側に登山道と並行した深い踏み跡を発見。洗堀などで付け替えた旧道かもしれんと考え歩いてみます。
東側になる左手には点線で示された作業道も並行しています。これは砂防ダム工事によるものと思われます。
西側になる右手は現在の旧登山道。
この知られていない踏み跡は、クネクネと曲がりながら二合目近くまで続いていました。雰囲気は旧道くさいです。
逆に現在の旧登山道は直線で幅が広い。調べると明治40年に県道として改修され、五合目まで馬が行けるようにしたとか。直登なので一般登山者にはキツイ登りになっています。
帰りがけ、馬返しからは車道を車で下って行きました。
こちらは昔の登山道をバス道に改修した跡といわれています。しかしここもクネクネ道が何度か交差する印象を受けます。
吉田口登山道は富士吉田市歴史民俗博物館関係者を中心に、以前から精力的な調査がされており、様々な文献に登山道が記載されていますが、これらの道の存在は漏れています。
馬返しまでの車道が冬季閉鎖になったら、下部区間の調査も含め、歩いてみると発見があるかも



写真1枚目:一合目裏側から見る。現在の旧登山道が右、今回の道は左。
写真2枚目:一合五勺のレッキス小屋跡。右側に現在の旧登山道、今回の道は左にあり、中央には未踏の道もある。
写真3枚目:クネクネした踏み跡。典型的な旧登山道に見える。緩やかにしないと登りがきつくなるし、雨水の影響で路盤が流出しやすい。
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