鳥撮＃48　渓谷の歌姫ミソサザイ

2018年05月29日 21:16鳥撮全体に公開

5月27日(日)英彦山に行った。
今日は山開きということで別所は言うに及ばず、普段はガラガラの高巣原や野営場の駐車場も満車であった。
寝坊して出遅れた自分が悪いのだが。
昨日のくじゅうでの失敗が尾を引いているようで、気が乗らないので登山はやめて鳥撮に変更してマッタリ路線とする。
豊前坊～青年の家で流してみる。

赤い鳥は声はするけど奥深い所からで難しそうだ。
青い鳥と黄色い鳥もいるけど高い木の葉っぱに隠れて出て来ない。
カッコウも杉の木の天辺で鳴いているが、レンズを向けるとあと一歩で逃げられる。
やっぱり朝一番に来なかったのが悔やまれる。

陽が高い時は上の方は諦めて、地べた近くにいる鳥に的を絞ってみよう。
ちょろちょろ沢を覗いたら、ミソサザイがいた。
岩陰とか倒木まわりにいるので谷沿いの登山道でよくみかけるやつだ。
普段は単独だが、子育て中なのか一ヶ所で5、6羽いた。
産毛が抜けたばかりで口元が白いのは雛のようだ。（写真3）
親も5ｍくらいまで逃げないので撮りまくったが、なにせ暗い谷底なのでピンボケ量産だったが、辛うじて数枚はゲットできた。

体長11㎝と日本最小種のひとつでありながら、その声量は野鳥の中でも群を抜き、天を突き抜くようなソプラノが渓谷に響き渡る。
見た目は決して派手ではないが、尻尾をピンと立てて力強く歌う姿は健気なものだ。

タイトルでは歌姫としたのだが、西洋の昔話では「ワシよりも高く飛んだ」とか「熊の耳に飛び込んで退治した」とかで「鳥の王」と呼ばれているとは知らなかった。
ということは男？？

2018-03-30 SL人吉とななつ星

2018-06-10 鳥撮＃49　カイツブリの子育て

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