スズメ、ムクドリ、カラス、サギなんかがその代表だろう。
日暮れ時にスーパーに寄ったら、横の街路樹に沢山の鳥が集まっていた。
近くで見てみるとムクドリではなくて白と黒のツートンカラーをしていた。
ハクセキレイであった。
セキレイの仲間は代表的なものとしてハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイの3種とそれらの亜種がいるが、どこでも一番見かけるのがハクセキレイだ。
家の庭にもよく来る。
昼間は地面で尻尾を上げ下げしてエサを探しているあの鳥だ。
単独あるいは数羽で活動していて、人が近づいてもなかなか逃げない。
それにしても、何処から集まったのか一本の街路樹に100羽はいた。
この木は唐楓(トウカエデ)と思われるがハクセキレイ自身は樹種にこだわっている訳ではなさそうだ。(環境に強く紅葉もきれいなので割と多く使われている)
他の木も合わせると全部で300羽はいたと思われる。
国道の交差点付近で車や人の多い所であるが、街灯や照明が当たる所が好きなようだ。
夜行性の天敵から身を守るためだろうか?
元々の生息域は北海道や東北だったのが時代とともに南下してきたらしい。
それだけ都市社会にも適応力があったのだろう。
いや、むしろ積極的に人間を利用しているのかもしれない。
可愛い顔をしているがハクセキレイの裏の顔を見てしまったようだ。
裏を返せば、人間の都合で知らず知らずのうちに生態系のバランスを崩していたのかもしれない。
絶滅危惧種も心配だが、数が多すぎるのもどこかに歪みを生む訳で、なんだか複雑な気持ちになった。
という訳で、あそこを通るときは白いものが落ちてこないか、気を付けよう。
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