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この本は天保五年(1834年)に発行された日本橋から武蔵御嶽神社までの道のりが解説されています。
本文は当時のくずし字のため読みづらいですが、活字で印刷した現代仮名遣いの読み下し文の解説書が付いているのでなんとか内容は理解出来ます。
青梅の名前の由来になった金剛寺の梅の解説など観光案内もありますが、当時は交通手段が徒歩で日にちも掛かるため、各宿場ごとの宿屋やお医者さんの案内が多いです。
図版では、日本橋から新宿、中野、荻窪、柳澤、青梅橋、箱根ヶ崎宿、青梅など青梅街道を通り御嶽神社までの道のりが載っています。
ちなみに青梅橋は今の西武拝島線東大和市駅のすぐ近くにあり、青梅街道を横切る野火止用水(現在は暗渠化)に架かっていた橋の名前で、約40年前までは駅名も青梅橋駅だったそうです。
当時を偲びながら日本橋から御岳山まで歩いてみるのも面白そうです。
写真左:御嶽菅笠
写真中:青梅橋
写真右:御岳山
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