![]() |
3/25の山行の後半、日尾御前山を過ぎて祖父岳が近づき、
ようやく長い登山の終わりを感じとることができた。
実際に狭く面倒な稜線歩きから解放され杉の人工林の林が現れて、
林の中は固く安定して歩くことができて安心感が漂った。
暫く緩やかに下っている杉林の中を歩くが、斜度が急になってきた。
ここまではGPSに記憶させてきた予定のコース通りに進んできた。
標高919m地点を過ぎ、GPSでは左(北)へ進路を取り、緩い斜面をトラバースして
高度が落ちてきた斜面と合流するコース取りになっていた。
ところが、トラバースする予定の斜面の斜度は結構急勾配で、
雪が落ちて荒れた地面が露出していた。横断は無理だと直感。
尾根伝いで進まなければいけないところを平坦だろうと予想して
トラバースするコースを立てたのがいけなかった。
幸いにも人工林の数十メートル上に尾根が見える。
その場の判断で尾根への急な登り返しだ。
木の枝に捕まりながらの登りで脈拍がピークとなる。
枝が引っ掛かる尾根をまた通過する羽目になった。
今回は、コースを検討するための参考データが無く、
カシミール3D上で尾根をトレースするようにGPXデータを作成した。
この時点での読図が甘かった(尾根を正直に辿るのではなく
トラバースしてショートカットするようにデザインしてしまった)。
参考データが無い時は、
しっかりと安全サイドに立ってコース案を作ることを痛感させられた。
※地図の画像では、
赤:実際のトレース
青:今回のコース案
緑:あるべきコース(後から追加)
となっています。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する