青虫の家

8月には終わりだと思ったのに、今になっても実を付けつづけている。オクラという植物は、息の長い野菜だ。今日も少しばかり収穫した。オクラの木は、12、３本だと思うが、一日置き位に少しづつだが収穫できるのだ。
花も食することが出来ると教えて頂いたが、食したことはない。きれいな花だし、食べちゃったら実がならないし、庭の片隅で育てている者には悩ましいところだ。

オクラの実に虫がついていたが、そのままにしていたら青虫が出てきて、そのうちに姿が見えなくなった。青虫がいたあたりを良く見るとオクラの実に丸い穴が空いていた。青虫の家に違いない。そこに巣くって生きていたんだなあ。そして巣立っていったんだ。

しかし、オクラも偉い。身（実）を削って、見知らぬ青虫を育てていたのだから。植物の世界は、知らず知らずのうちに共存して生きていくのだ。人間も自然の摂理に学ばないといけないのかもね。

写真左　オクラの花
写真中　今日、収穫したオクラ
写真右　青虫の家