烏帽子の端のような急登が過ぎると、なだらかな登りとなる。まったく烏帽子そのものの形状である。広い尾根は、雪を豊かにまとって、骨太の稜線を創り出している。その真っ白な稜線の切れる先には、真っ青な空が広がっている。白と青の絶妙のコントラストである。
赤松山では見えなかった、青里岳の姿がまぶしい。川内山塊は「我が掌中にあり」という気分である。ただ、左手前方の白根山が、わずかに圧迫感を感じさせるのが残念である。こうなれば、白根山もいずれ「我が掌中」にせねばなるまい。
待ち人があるので、そうそうゆっくりは出来ないと思いながらも、バチバチと写真を撮りまくった。
戻りは、下り斜面が優勢なので、登りの約半分の時間で戻る。赤松山に戻って、帰りの準備をしていると、烏帽子岳山頂に赤い服装の人影が動いていた。おそらく親沢から烏帽子岳に直接続いている尾根を登ってきたものであろう。私のトレースを見て、やられたと思ったに違いない。バージンスノーの山頂と、トレースのついた山頂のどちらが良いか、と問われれば、百人が百人、前者と答えるに違いない。私は、まったく運が良かったのである。
例により、七谷コミュニティセンターで汗を流し、懇談の後解散となる。
写真左:真っ白な雪稜
写真中:尾根の向こうに矢筈岳(右奥)青里岳(左奥)
写真右(パノラマ合成):粟ヶ岳(左)白根山(中)烏帽子岳(右)
妙高さん こんにちは
烏帽子、こちらにもたくさんあります。
冠とつくのも3つくらいあります。
ついでにうちの住所も烏帽子です(^^)
hobbitさん こんばんは
ここんところ荒れ模様が続いて、なかなか山には出かけられません(-_-;)
計画書は出来ているんですが。まあ、来週に期待です。
ほんと、烏帽子と名の付く山は多いですね。このあたりだけでも、5,6山あります。冠は山そのものが冠みたいなもんだからでしょうか。あとは”焼”ですかね。日本は火山国ですから。
住所が烏帽子というのは良いですね。烏帽子と聞くと由緒ある地名だと思ってしまいます。烏帽子というのは伝統と格式が有りますから。ではまた。
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