懲りない面々である。
安保法案、いや、あえて戦争法案と言おう。
戦争法案を巡る一連の動きの中で自民党は、経済界にテレビ番組のスポンサーを降りてもらって締めあげた方が良い、というようなことを主張した議員を処分したが、今度は、政府がそれと同じようなことを主張しだした。
というのは、「南京大虐殺」が世界記憶遺産に登録されたことで、けしからんと世界2位の分担金の停止を検討しはじめた。これって、処分をくらった議員と発想が同じだと思うんだけど、そんなんでいいのでしょうか。30万人が虐殺されたという、数には諸説あるが、虐殺があったのは紛れもない事実とされている。しかし、いまだに虐殺はなかった、と主張する人もいる。
おりしも、NNNドキュメント’15で11日に放送されたのが、南京大虐殺に関するものだった。録画しておいたのを見たけれども、緻密な内容で、虐殺は事実であると描き切った労作である。数までは分からないが、放送を見る限りでは、5桁に達しているのは間違いなさそうだ。
疑問点があるなら、なぜ、ユネスコや中国と話し合いが出来ないのだろうか。外交は大事だと政府も言っているではないですか。話し合いの糸口すらないほど、外交のチャネルは塞がっているのですか。戦争法案の事実上の仮想敵国?相手では、話し合いなんてとんでもないってことでしょうか。
話し合いのチャネルも塞がって、勝手に進められたんじゃ負担金なんか払っていられない、と言うことですか。これって、国際連盟を脱退して太平洋戦争へと突き進んだ過去の歴史とダブって見えちゃうんですけど。
だから安保法案でなくて、あえて戦争法案と言いたくもなるのです。
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