自分は専門が理系。
工業製品の加工全般(生産管理、品質管理、開発)を生業にしている。
振り返れば物心ついた頃から理系的志向が強かったような。
故に文系の思考が苦手な面もある。
文系の営業担当が無理難題の案件を持ち込む事が多々あるが、トライする価値があり一定の可能性があるのなら請け負う事にしている。
しかし、依頼された時点で、どうにもそれはムリだと判断する案件もあるワケで。
そんな時に以下のようなやり取りになる。
ラ:「この試作はねー。具現化は99%不可能だねー。」
営:「そうですか、では材料手配しますので着手願います!」
ラ:「……」
何が起きているかと言うと、ランドレとしては絶対無理って意味なんだけど理系であるからしてこういった場面では100%って数字は使わない。
未知の試作に対して100%を証明するのは非常に困難なんだ。
でも、過去の経験値から100%ムリだろうね、と判ってる。
だから99%。
片や営業は1%の可能性がある、と判断しているのでトライしてちょうだいなとなる。
コミュニケーションする中で営業は「ムリならムリって言ってもらえればいいのですけど」と言ってきた事もある。
その次の日に上記のやり取りがあって「ムリ!」って言ったら「試してみなきゃ判らないじゃないですか!」って返してきたので「帰れ」と答えたがね。
永遠に越えられない壁がそこにある。
今度から可能性はりみっとむげんだいぶんのいち%だよって言うたら伝わるだろうか?
land-raiderさん こんにちは
私も技術系なので、できないかな。と思う事が多いですが、お断りする場合は、お金に紐づけて断ることがおおいです。自分達が持っているコア技術の範疇外だと、その分知見調査も必要ですし、意外と閃くけど、精度分析すると無理だったりするので、営業さんには、いくらまで使えますか?
で見積り弾いて、これやろうとすると最低でもこれだけかかるけど、これでできる保証もないけど、受けますか?と聞きますね。製品であれば、なおさら。
nightsさんコメントありがとうございます。
コスト断りあるあるですw
「単価〇〇円だよ?」って営業殺しのキメ台詞に使ってます。
しかし困った事にウチの会社は開発費は営業全部署で総折半にしているものですから、依頼した者勝ちなのですわ。
(依頼しなくても開発に掛かった総経費の頭割は負担を強いられる)
ま、それで開発意欲を後押ししてる側面もあるのですが、どうにもならん案件を乱発されると作ってるこっちはたまらんですw。
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