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現在乗っているのはコンパクトカーのガソリン車で、9年目の車検手前。まだまだ走るので、もう1回車検を通してから買い替える予定だったが、これから登山スタイルを変えていくために、早めに更新することにした。最初は、山に行くんだからジムニーでしょ！と、単純に考えていた。1人で山奥へ行って、安全に帰れる車が欲しい。状況が動いたのは、九州遠征時に台風直撃で縦走を諦め、レンタカー（ヤリス）で1,300kmを走り回りながら山登りした時だ。車での移動も悪くないと思った。そこで、長距離移動と登山口での車中泊も想定し、候補車を、クロスビー、ライズ/ロッキー、ヤリスクロスなどに拡大した。悪路の踏破性を多少諦めて、車中泊による遠征を想定した形だ。
検討を進めるために試乗してみようと考えた。新しい店に行って知らない人と話すのは勇気がいるので（笑）、まず馴染みの日産ディーラーに行った。ここには候補車がないため、とりあえず新型ノートに乗ってみたら、これが凄くいい。特にワンペダルによる下り坂走行の容易さは驚異的だ。前のe-Powerは細かなコントロールが必要で気に入らなかったが、新型は動きが滑らかで運転しやすくなっている。そして、圧倒的に静かだ。
帰宅後に再考した。よくよく考えたら、山を”歩きたい”のであって、車で走りたい訳ではない。だから、ジムニー以外に候補が増えたのだ。思い切って林道も諦めたら選定条件が変わった。移動で疲れない車が一番（新）、狭い道に対応できるコンパクトさが二番（これは変わらない）、車中泊対応が三番だ。林道は歩くことにしよう！
とはいえ、登山口まででも荒れた道は多いので車高の高いSUVは魅力だ。次に勇気を出してトヨタ店に行ってみた。街中でよく見かけるヤリスクロスに乗ってみる。ベースのヤリスは軽快でいい車だった。しかし、ヤリスクロスに乗った第一印象は、見た目やスペックの割に大きめ。座席はヤリスとほぼ同じサイズで、荷室だけが広くなっている。私はザックしか積まないので、荷室は不用だ。どうやら想定用途が私とは違うらしい。他の候補車はACC性能に不安があり、長距離移動で疲れる可能性が高い。
結局、SUVも諦めて、ノートの車高を少し上げたクロスオーバー（4WD）を選定した。ノーマルのノートは最低地上高が120mmと低く、田舎道に入って行くにはさすがに不安がある。クロスオーバーなら普通の車高なので、オフロードは無理だが、雪道や多少の段差ならクリアできるという想定だ。車中泊はイマイチっぽいが何とか工夫しよう。それにしても内外装が凝っていて、クロスオーバーどころか予算オーバーなのが問題だ…
［写真引用：日産］
