6/27 月山八合目口
2週間前に登り損ねた八合目口から入山。7時過ぎに駐車場に着くがガスガスのため少し様子見。気温9度。ズボンの下にタイツを履いて8時過ぎに弥陀ヶ原を回り始めます。入り口にニッコウキスゲ、ハクサンフウロが少し、シオガマは四つ葉と車葉もあって、道の両脇にはハクサンチドリがあちこちに。中の宮の鳥居を抜けると時々ガスが切れて青空も見え始めます。チングルマは終盤、イワカガミとイワイチョウがたくさん咲いてますが、ワタスゲもろともびっしょりです。少し坂がきついところでは小ぶりなシラネアオイ、ベニサラサドウダンを覗き込んで、ふと顔を上げると、ナナカマドの花はもう散り始めてます。畳石のあたりにはイワベンケイ。ハクサンイチゲもまだ咲いていて、すぐ下の細くなった雪渓にはスキーヤーもいました。仏生池に2時間かかって着くと、追い越していった人たちが石碑に向かってちょっと変わった柏手を打っているのが目に止まります。歩荷姿だったのでてっきり仏生池の小屋開けだと思っていたらさらに上の神社の小屋開けのようです。小屋を回って頂上を見るとまだガスが取れません。時折手前のピークが顔を出す程度。行者返しのあたりで予定の折り返しの時間。引き返すことにします。振り返ってみると仏生池や弥陀ヶ原の池塘が青いそらを写しています。どうも青空を背負って登っていたようです。ひとしきり風景を撮影していると、すぐ脇にの緩い斜面に目当てのヒナザクラが沢山咲いていました。帰る頃には仏生池小屋も開いてました。雪渓のスキーヤーが「今日の雪形は7月の終わりころだ」と教えてくれました。寒河江まで戻って見上げると、頂上に少しだけ雲がかかっているくらいでした。
仏生池あたりから上はまだチングルマも見頃になったくらいで蕾も沢山。八合目あたりは夏の花が咲き始まっていて、山を登るというより、季節を逆登っている気分でした。帰りに弥陀ヶ原をもう一回りしていると、少ないけどちゃんとヒナザクラがありました。登山道を縁取るようにハクサンチドリが咲いているのが印象深かったです。
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