7/23(日) もう一度西吾妻に登ってから月山に行こうと思っていたけれど休みと天候がかみ合わず。珍しく予約した宿へ、雨の中向かう。少し前から天候はチェック済みだったが、同行者は「山に行けなくともとりあえず行く」と言い切るのでキャンセルしなかった。第4日曜にするか第5日曜にするか、時期はいつも迷う。
山行時には必ずカメラを持って行くが今回は出発時から留守番が決まっている。秋田方面はひどい豪雨だったようだが、山形はどうだろう。タイミングが悪いとうまく雨雲とすれ違えないかもしれない。
高速の周遊プラン利用で時間を稼ぎ、山形道へ折れるころ同行者が、「蔵王へ寄ろう」と言い出す。麓から見るとあまり降っていないようなので、風は覚悟をして高速を降りる。頂上の火口まで車で登れる蔵王は興味がなかった。聞けばコマクサと火口が見たいのだという。次第に風、雨、ガスがひどくなって頂上の駐車場は真っ白。雨の量は多くはないが風のせいで下からバチバチと吹き上げてくる。火口の淵まで歩くと足元にコマクサがしがみついている。火口は見えなかったが目当ての花が終わっていなくてよかった。
花だけ見てさっさと山を降りる。月山が見えるはずの寒河江あたりで月山方向の雲を見て、今日の登山はあきらめる。雨よりガスと風がその気を削ぐ。早々に宿のある鶴岡へ抜ける。余った時間で水族館へ行き宿に向かう。雨はふもとでも本降り。宿のプランはベーシックなものだがさすがに魚と漬物が旨い。オプションのガサエビの唐揚げが忘れられない。季節のコースは筍だったのでパスした。
翌日朝、雨は小降りになる。自家用車も少ない月曜だしダメモトで出発する。行き先は八合目。六合目あたりから雨と風が強くなり駐車場は本降り。しかし同行者が「これなら行く」というので山頂はパスして湿原だけ回る。去年は見れなかったトキソウ、キンコウカ、ミツガシワなどが咲いていた。去年の主役はイワイチョウ、イワカガミ、チングルマだったが、くぼみには残っている。大きな群落はキンコウカぐらいだったが、種類が多いのが気に入っている。時期を選べば春から秋の花まで見れる。やはりここの魅力は花だと、雨に打たれてそう思っていると土砂降りに。湿原も半周で切り上げて下山する。帰り道寒河江あたりで前線とすれ違う。渋滞や通行止めもなく帰宅できた。
しかし、当初迷った第5日曜がこの天気だとねぇ。ホントに。
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