センブリを抜かれると寂しいので「これは抜く,こっちは取らない」と取る草の種類を伝える。エノコログサは遠慮しないが,センブリは残すように指示すると,頓着しない次男に「同じように生えてるのにめんどうじゃ」と。じゃまなとこに生えてればどの草も変わりない。でも人間さまは見た目で選り好みをしてしまう(写真1,開花前のセンブリ)。
そういえば,先日訪ねた重井薬用植物園で園長が「サギソウやトキソウは見た目がいいのでいろんな場所で守られているが,ミズトンボはそこまでじゃないので不遇だ。」と言っていた。サギソウやトキソウは見た目の艶やかさから保護の機運が高まりやすく,自生地で堅調に個体数を増やしているが,ミズトンボは保護の熱が高まらず逆に希少の度合いが高まっているという話だった。植物の世界もルッキズムがある?いやいや,見た目がいいものに惹き寄せられてしまうのは,生き物のもって生まれた性みたいなもんでしょう。(写真2,サギソウ,トキソウ,ミズトンボ,地味だけどミズトンボのエイリアン顔,私はなかなか魅力的だと思います😅)
とどうでもいいことで,わあわあやりながら2時間ほどの作業を終了。これも選り好みで刈らずに残したセトウチホトトギス(写真3)が咲き始めた。ピエロのような見た目がお気に入り。10月にセンブリが咲くのも楽しみ。いいものを見たい気持ちに嘘はつけない。
ヘクソカズラもドクダミも見れば可愛い顔をしてますが,庭に蔓延り出すと大変なことが分かっているのでバッサリ!(それでも生えてくる逞しさもすごいです)。
見た目がいいもの,普段からなかなか出会えないものをついつい選んで😅,そしてせっせと記録していく人間(自分)なのでした😅。
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