今日で登山中に骨折してから丸2週間が経ちます。記憶が薄れる前に骨折事故のことを振り返っておきたいと思います。きっと失敗の中にも学ぶことはあるはずだろうし。
【事故の概要】
・発生日:2023/6/17(土) 12:00頃
・場所:赤城山(地蔵岳)の中腹、地蔵岳山頂と大洞駐車場の中間あたり
・天気:晴れ
・パーティ:ソロ
・状況:左足を滑らせ、足首を挫く形となり、そこに無理な体重がかかったことによって左足首付近の腓骨を骨折。なんとか自力で下山。
【考えられる事故の主な要因】
1. 前日に雨が降り、登山道が滑りやすい状態になっていた
前日は東京でも雷を伴う雨が降ったので、群馬の山の上もそれなりに雨は降ったのでしょう。登山道上のぬかるみは少なかったですが、土が滑りやすくなり、加えて不安定な石がごろつく、かなり嫌〜な道でした。下山中に遭遇した登山者も何人も転倒していました。決して舐めていたわけではないですが、もう少し警戒して慎重に歩くべきだったかもしれません。
2. シューズのソールが擦り減って凹凸が少なくなってきており、グリップ力が減少していた
実は5月下旬の開聞岳に登った時に薄々気づいてはいました。当日履いていたローカットの靴は2年前に買ったもの。ミドルカットの靴と交互に履いていましたが、ここ数年は登山に行く回数が多くなり、予想以上に擦り減っていました。開聞岳でも、下りで2回くらい滑ってコケたかな。
6/11に昭島のモンベルに立ち寄っていたので、その時にシューズを新調していたら、もしかしたらこの事故は避けられたかもしれません。
3. そんな状況にもかかわらず、トレッキングポールを携行していなかった
今までもトレッキングポールがまさに「転ばぬ先の杖」になってくれて、転倒を防げた/転倒のダメージを減らしてくれたシーンも多くありました。最近はトレーニングのためにもあまりポールを持たずに山に繰り出していましたが、状況に応じて携行すればよかったのかもしれません。
【追加の反省点】
山岳保険に加入していませんでした。
「まさかこんなイージーな山で怪我するわけないし」と慢心していたのかもしれませんが、今回の一件で、登山中の事故はいつどこで発生するかわからないということを身をもって学習しました。今回は自力下山できたからまだ良かったものの、今後はどんな山に行く時も、特にソロで行く時には、山岳保険に加入しておきたいと思います。このくらいの出費はケチるべきではないですね。
【独り言】
事故当日は、昨年赤城神社で頂いた登山お守りを身につけ、小沼湖畔の弁天様や地蔵岳山頂のお地蔵様に手を合わせて登山の無事を祈ったのですが、結果的には祈り届かず。お参りをしたからといって神がかり的な加護で守られるわけでもなく、基本的には自分の身は自分で守るしかないですね。
骨折日記、読ませて頂いています。
私は赤城山の麓に住んでいて、地蔵岳はよく登る山です。そんな身近な山で骨折事故が起こり、他人事ではない気がします。Johnny934さんの大切な経験を今後の山行に活かそうと思います。
Johnny934さんが骨折されたルートは、岩がゴロゴロした急登で、浮き石が多い登山道です。地蔵岳の5つの登山道の中では、一番やなルートです。
このルート、ゴロゴロした岩を雪がカバーして登りやすくなるだろうと思い、2月に登ったのですが、解けた雪が凍った上に雪が積もり、ボブスレーのコースを縦にしたような状態になっていました。ポールでなくピッケルが必要だと感じました。身近な山でも、甘く見てはいけないと思いました。
Johnny934さんの骨折が早く回復し、早く山に登られるようになるといいですね。
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