ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

HOME > motchさんのHP > 日記
2015年07月12日 19:14お山の感想全体に公開

落とし前をつける

昨日、奥秩父の熊倉尾根というところで、
古ーいキリンビールの空き缶を見つけました。
缶のデザインを調べてみたら1965年に発売された、
プルトップのスチール缶。
知らなかったのですが、その前は缶切りで開ける方式だったのですね。
1970年代前半にはアルミ缶になったらしいので、
実に40年以上もその場に棄てられてたことになるわけです。。。

以前も大菩薩の牛ノ寝通りという閑散とした登山道で、
40年以上前のファンタの缶や、
50年以上前のオレンジジュースの缶を見つけたけれど、
こうしてひとけがほぼない尾根や沢を歩いていると、
ものすごく古いゴミが落ちてるのを見かけるし、
ひどいときは土中に大量に埋まっていることもあります。

通勤時間帯の駅のホームが煙草の煙に覆われ、
吸い殻がホーム下の線路に溢れていたような当時の時代背景からして、
ある程度は仕方がない部分があるのかもしれませんが、
(とはいえ、その行為を肯定することなど、とてもできません)
自分たちが持ち込んだものをその場に捨てて帰る行為に対する
当時の登山者たちの意識ってどんなものだったのでしょうか。。。
疑問でなりません。

ともあれ、現在の登山者たちが、
長い時を経て当時の落とし前をつけることができるのであれば、
それはそれでいいのですが。
お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:494人

コメント

ゲスト
RE: 落とし前をつける
MOTCH様、初めまして。
ガラス制の極めて古そうで粉砕してあるものは、ふと見つけてしまいますね。
粉砕してあるところが極めて作為的だ。
そのような時代背景では許容されていたの
かもしれません。
歳のせいか年代物のゴミを見つけると懐かしさを感じてしまいます。
35年程昔、槍の下でタバコの吸殻を悪友と石の下に隠しました。
高度高く喫煙は頭がクラクラしました。
その後吸殻は、どうなったのか?
今さらながら反省する事で御容赦ください。
2015/7/12 21:58
> hirogodspeedさん RE: 落とし前をつける
こんばんは、初めまして。
コメントありがとうございます。

当時をモデルとした小説などでも、
当時の時代背景だからこそ当たり前のように
許容されるシーンの描写がありますし、
私が当時生きていたら、
あるいはそういうことをしていたのかもしれません。

現在は現在で、塗りが剥がれるのではないか、
と思うほどに重箱の隅をくどくどとつつき、
過敏に騒ぎ立てることも多くあるわけで、
どちらが良い、どちらが悪いなどとは
一概に言うこともできませんね。

自分なりの尺度でお山と向き合い、
お山にいる自分に恥じない行動ができればよいな、
と思っております。
2015/7/12 22:19
RE: 落とし前をつける
motchさん、こんにちは。

去年、私も似たような点に関心をもって、それに関する日記を書きました↓
http://www.yamareco.com/modules/diary/112472-detail-85877

私の場合は、空き缶の片割れ、プルトップをよく山で見かけたのが発端です。
日記でリンクを張っている「白山国立公園におけるゴミ対策の現状」という論文には、その当時の写真もあって、"当時の登山者たちの意識"を知る手がかりになると思います。
2015/7/13 21:02
>YUKI-USAGIさん RE: 落とし前をつける
こんばんは。初めまして。
コメントありがとうございます。

特段古いゴミに興味を持っているわけではなく、
人間が出したゴミを人間が回収することは、
お山に接している数多くの生き物の
一種としての責任的行為、とでも言いましょうか。
その過程で、古いゴミが多く見つかることは確かです。

論文も拝読しました。
登山者の公共意識の欠如以上に、
構造的な部分に原因がある、というのは、
学術的には一理ある見方であると思います。
富士山も、昔はゴミも屎尿も埋め立てていましたが、
解消の方向にベクトルを進めるには、
意識向上の啓蒙活動などの施策だけでなく、
バイオトイレの導入など、環境技術も必要でした。
現在、当時とはあらゆる面で比べ物にならないほど
条件が整っているでしょう。

ですから、決して肯定はしませんが、
古いゴミを見かけることは、
仕方のない部分もあると思います。
土中に埋めたゴミが、風雨に晒されて
地表に出てくることもありますし。

結局、それを見つけた現在の登山者がどう感じるか。
お山に接している「人間」という生き物の一種として、
お山にとってより良い選択をすればいい。
それだけのことではないかと思います。

ぼくはそれに従っているに過ぎません。
2015/7/14 21:29
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する