標記、驚かせてしまったようでしたら、申し訳ありません。
登山家の野口健さん（https://twitter.com/#!/kennoguchi0821 ）の
ツイッターでのやりとりより引用してみました。
彼のつぶやきは、思想的、政治的な側面も含めて、興味深い内容が多いですが、
今回は題材がいくらかアンタッチャブルであり、とりわけ目を引きました。
Q1（フォロワー）：
山での人間の性欲ってどう変化しますか？
登山隊に女性が居たり居なかったり、極限度で違ったり状況は色々でしょうけど。
A1（野口さん）：
6000mを越え高山病の影響で頭痛と吐き気に苦しめられている時の出来事。
突然、息子殿がピョコンとなっているではないか。そして「かまってくれ！」と。
しかし、こちらは具合が悪くそれどころじゃない。そして親子喧嘩。
脳からの性欲というよりももっと動物的な独特な性欲。
高山病になればなるほど、親子喧嘩が始まったりする。
僕だけかなと思い、ある時に登山仲間に聞いたら何の事はない。
みんなが同じだった。
高山病ってヤツは脳細胞含めバタバタと細胞が死んでいく。
緊急事態として生命の役割の一つでもある「子孫」を残すべく
ピョコンとなるのかもしれない。
Q2：
子に軍配が上がったらどうするのですか..？
A2：
そんな事もあったような。今時の子供にしてはしっかり者でね。
意思が強すぎてしまうのも大変です。
日々、息子に「しっかりせい！」と叱咤激励されています。いやはや。
Q3：
女には一生分からない感覚ですね！
A3：
いや、極限状態での性欲に関してはどうやら男性だけではないようです。
五輪に出場した女性選手から話を聞いた事がありますが、むしろ男性以上とも。
いずれにせよ精神状態と性欲の関係はテーマとして調べる価値はあるでしょう。
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ぼくはと言うと、低酸素による影響を受けるほどの
高度に上がったことがないので、
上記のような体験をしたこともありません。
あまり関係ない話かもしれませんが、理性を越えた感覚としては、
以下のような体験がありました。
ある山行で、肉体的にも精神的にも極限に近いと思われる状態に陥った際、
自分の性について、考えることすらなくなりました。
即ち、男だとか、女だとか、そういったことではなく、
ぼくという生き物そのもの、極めて中性的、
いや、単一性的な存在になっていたように思います。
その山から生還した直後、
汚い話で恐縮ですが、猛烈な便意を催した挙句、
信じられないほどの量の大便が出ました。
Dr.スランプも真っ青なくらいの量です。
10日ほど山中にいたのですが、その間、そう言えば天候が悪化した3日目以降は
大をした記憶が全くありません。
胃や腸が、消化を促すことを拒絶していたのか、
あるいは便意という感覚的な存在が麻痺していたのかはわかりませんが、
大をするには、極寒の吹雪の中に出て、素肌の尻をそこに晒さなくてはならない。
そのことによって、体力も気力も消耗する、ということから、
動物的な本能として身を守っていたのかもしれません。
なお、水分だけは頻繁に摂っていたせいか、
小は1日に1度以上はしていたと記憶しています。
（これまた汚い話で恐縮ですが、便器用の古いポリタンクに小水を出して、
放っておくとシャーベット状に凍るので、
そしたらポリタンクをテントの隙間から手だけ外に差し出し、廃棄します）
また、4月の富士山御殿場ルートの宝永山北側から400mほど滑落した際に、
自分のミスで滑落停止姿勢が取れなかったのですが、
最終的には指と肘と膝で止めることができ、
打撲と両足首の軽い捻挫のみで自力下山しました。
しかし、帰宅後に肉体という肉体がその動作を一斉にボイコット、
メシを口にすることも、箸を手にすることもできなくなってしまい、
丸3日くらいはまともに身動きもとれませんでした。
滑落を止めたのは、恐らくは「火事場の馬鹿力」というヤツです。
普段では決して出ない（本能的に抑制している）力が、
土壇場でぼくの身体を衝き動かした結果、
日常に支障をきたす程に消耗させたようです。
野口さんほどの状況下にはおかれていませんが、
ある種の極限状態においては、肉体的にも、精神的にも、
理性や人間的本能すらも超越した影響を及ぼし、
ヒトという動物として原始的な反応を引き起こす、
あるいは抑制するものだと感じました。
なかなか面白いですね
たしかに危機に遭遇すると性欲は増すらしいです。
私は危険な目には遭ってないのであまり関係ないですが。。
tfalさん、こんにちは。初めまして。
ちょっと話が逸れるのですが、アフリカ諸国のように、
飢餓や伝染病がひどい地域で子どもが多いのは、
教育水準の問題で性的な知識が不足しているという理由以外に、
飢えや病気によって、常に生命の危機にさらされているので、
「子孫を残さねば」という本能的な作用によって、
腹が減っていても性欲が増加する、
という研究結果もあることを、知人の医師が述べていました。
事の真偽はともかくとして、
なるほど、危機的状況と性欲の相対性は、
強ち無関係ではないようだと思ったところです。
苦境と性欲の相関性について、
こんなソースがありました。
記事としては、イマイチな出来ですが・・・。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/24688
心理学的観点から、迷信である、というソースも・・・。
http://mhq4o2.sitemix.jp/42.html
数週の間縦走していたり、expeditionなどではどうなのか、以前から興味ありました。寒冷以外に高所=低酸素だったりしますので南極で越冬するのとは、何かしら差がありそうですよね。
Discovery channelで、宇宙空間での性欲についての番組があったと思います。なんでも、夫婦で同じ宇宙船に乗船していてXXXとかなんとか。公には認めていませんが、宇宙で受精するかどうか調べていたなんて話もあったと記憶しています。
1955さん、こんにちは。
わたしは、1度の縦走が最長16日ですが、夏でしたので、
体重が大幅に減ったこと以外は、
目立った変化はありませんでしたね。
超低温と、超高所では、
人間の心身に及ぼす影響に違いがあるのか、
これまでのデータから分析することも可能そうですね。
超低温では、酸素は欠乏しませんが、低温による筋肉の収縮で、
エナジィの循環が極端に悪くなる。
超高所では、酸素が欠乏するので、
エナジィの循環が極端に悪くなる。
そもそも、超高所＝プレ・モンスーン期でも
氷点下20度以下の世界ですから、
なかなかどちらがよりシヴィア、と比較はしづらいでしょうが、
運動生理学？的観点からしても、
研究する価値が大いにあるように思います。
Discovery channelの件、大変興味がありますね。
話題が話題なだけに、なかなか公にはしづらいかと思いますが、
宇宙空間での性欲だなんて、思いもよらない観点です。
果たして、本当に受精するのやら・・・
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