表妙義の相馬岳北稜で腰椎を2か所骨折してから4週間近く経過しました。
11日間の入院と1週間の静養を経て、
先週にコルセット装着で仕事復帰しましたが、
復帰から数日は身体を庇う動きを強く意識していたことと、
痛みが強く残っていたことで、夕方頃にはヘトヘトに疲れてしまい、
退社する前にしばらく休んでからでないと動けない有様だったので、
さてどうしたものかと思ったものです。
復帰第2週となる今週月曜、また午後に痛みが強くなるだろうと思い、
昼休みに痛み止めを服用したのですが、
その効果のおかげで夜まで強い痛みが出ませんでした。
ところが、痛み止めが切れた翌朝になっても、
これまでのような痛みが出ていないどころか、
その日を境に加速度的に痛みが軽減するとともに身体が動くようになり、
疲れもあまり溜まらなくなってきました。
金曜日である今日も、大した疲労もないままに帰宅できました。
患部を庇うことを意識するあまり、
患部周辺の筋肉が固くなっていたことで、
余計に疲れがたまるという悪循環を招いていたのが、
痛み止めを服用後、患部を庇いつつも
服用前よりもある程度は動いたことで、
患部周辺の筋肉の血流が良くなり、
回復が促進されたのではないかと推測しています。
もちろん、お山に復帰できる状態からは程遠いです。
コルセットは、7月ごろまでは装着しなければなりませんし、
受傷前より体重も筋肉も落ちてしまっています。
4年前の夏に慢性的な痛みを抱えていた両膝を壊し、
半月板修復のための手術を受けて以来、
下肢に負担のかからない歩行を探求し続けてきました。
おかげで、ロングトレイルも、歩荷も膝を壊す前よりも
こなせるようになったのですが、
このたび腰を壊してしまったことで、
下肢への負担をなお一層軽減する歩行方法を探求せざるを得なくなりました。
日々の生活で階段の上り下りなどをする中、
これまでは膝や足首へかかる荷重を軽減することを考えていましたが、
今は下肢全体への荷重を軽減する動作を試行錯誤しています。
まだ掴みきってはいませんが、
患部に響かない適切な位置の重心があることが見えてきました。
その位置を維持するには、どの筋肉をどのように動かせばよいのか、
これが大きなテーマであると考えています。
リハビリは、膝でもお世話になった整形外科で行うことにし、
今週から本格的に開始しました。
ぼくの目的は「通常機能を回復させること」ではなく、
膝の時と同様に「受傷前よりも強い機能を身につけること」にあるので、
容赦ないメニューを設定してもらいました。
ここでいう「機能」とは、単純な筋力強化ではなく、
登山に必要な様々な筋力を協調的に強化することと、
それら筋肉を適切に動かす習慣性を身につけることで、
受傷部への負荷を軽減させ、ひいては動作性を向上させることにあります。
膝の時は、術部がリハビリに耐えられる程度の状態になるのに
3ヶ月ほど時間を要したこともあり、
機能を身につけるまでに14ヶ月ほどリハビリを行いましたが、
今回は剥離骨折と圧迫骨折なので手術は行っていないし、
膝のリハビリを経て身体動作に関するある程度のノウハウがあるので、
6ヶ月〜7ヶ月程度での機能習得を目指しています。
ターゲットは11月下旬〜12月上旬、相馬岳北稜を再び歩くこととし、
逆算してリハビリメニューを消化しながら、
このたび受傷した原因をメンタルの側面からも
きちんと見つめ直していきたいと思います。
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