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今読んでいる本が、あまりに心に痛いので、
読み終わった後の空虚感を埋めるために、
次に読む本を物色、、、見つけました。
マーセル・セローの「極北」。
そもそもタイトルを見た瞬間、手にびびっと電気が走る。。。
マーセル・セローは、「ワールズ・エンド」や「鉄道大バザール」で有名な、
ポール・セローの3人息子の一人。
うちには、「モスキートコート」が1冊あるな、そういや。
昔、レコードを買うときは、よくジャケ買いしたけど、
この本は、ほぼそれに近い感じで、手に取りました。
カバーの97%は白。といっても、雪の灰色を感じる白。
山のシルエットが表紙の上部にあって、
タイトルは、赤、、、血の色のような濃い赤。
そして、ぽつんとゴミのような人らしき、黒。
うむ。。好み。。。いける。。。
帯裏の言葉も。。。ふむふむ。。ま、まちがいない。。
中央公論新社より、2012年4月初版発行されていて、
村上春樹氏訳。
これまで紹介してきた山岳小説とは異なるけれど、
秋の夜長にもってこいの1冊になること間違いない。。。
今週末から読み始めることにしよう。。と、予定していたのだけど、
読んでいた2冊の本を読み終えたので、明日から読み始め、だね。
azusanさん
こんばんは、
ポール・セローには3人の息子さんがいるのですか、、
私も、村上春樹 翻訳ライブラリー 中央公論社を書店に行くと手が伸びて、6冊ほど書棚にもってます。(未読ですが
その中に「バースデェイ・ストーリーズ」という短編集(さまざまな作家の、誕生日をめぐる13の物語)があります。ポール・セローも「ダイス・ゲーム」というタイトルを書いています。
今晩読んでみようと思い、手元に置きました。
マーセル・セローの「極北」。
読後感も聞かせてください。
tsukamoさん
コメントありがとうございます。
日記を書いた翌日から、電車の中で読み始めました。
まだ100ページも読んでませんが、内容としては、
登り始めは平坦だった道が、既に一気に急峻な登りになり、心臓の鼓動が激しくなってきて、
ちょっと休憩したい、、だけど、まだ休まずに、
もうしばらく登り続けるか、、という感じ、です。
この人の文章って、自然と自分の中で生まれた映像を追っかけながら読み進めて行く、という感覚に包まれます。
最初は、モノクロの線画なんですが、しだいに色が加わっていく、というイメージ。色といっても濃いハッキリした色味ではなくて、全ての色にスモークがかかっている感じ、かな。
そうなんですよ。
しかも3人の息子さん全員作家のようで、
甥っ子には俳優兼映像作家でもあるジャスティン・セロー(リンチ監督の「インランドエンパイア」に出演)もいます。
芸能一家ですねえ〜
ご紹介いただいた「バースデイ・ストーリーズ」、本屋に行くと気になる本の一つでした。買って、読んでみますね。
中央公論新社の村上春樹翻訳ライブラリーシリーズは、レイモンド・カーヴァーやら、フィッツジェラルドやら、読み応えがあり、しかもハンドサイズという、通勤中にはもってこいのもので、いいですよね。
「極北」、FAR NORTHという英語の響きも好きで、
読後の、自分の中での「何か」の変化が楽しみです。
感想書けるかなあ、、、
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