「雪上基礎技術の訓練、氷雪技術の習得」のため、
先週金曜から、富士山の吉田口より登頂し、5合目の佐藤小屋へ向かいました。
馬返しまで車は入れず、中の茶屋からの歩きになります。
晴天無風で、あまりにも天候に恵まれ過ぎたため、
贅沢にも、ちょっとは突風でも吹いてくれないと、
せっかくの富士山での冬山歩きを堪能できないわ〜
なんて言いつつ、無事に登頂。
その日の夜は、小屋を切り盛りするご夫婦の、
素敵なやりとり(名物だそうな)を肴に、
美味しい鍋料理を堪能し、爆睡。
(暖房がとても良く効いていて、就寝時の寒さ対策は全く不要。)
翌土曜日、快晴&ほぼ無風&時々突風。気温−3ほど。
朝食はうどんでお腹を満たし、いざ訓練へ。
明け方到着したグループとも合流し、
雪氷上の歩き方(アイゼン有り、無し)、ピッケルの扱い方、
滑落停止訓練、ロープワーク、確保技術(スタンディングアックスビレー)、
耐風姿勢の取り方などを教わります。
訓練中の写真は、全くありませんが(寒風の中、iphoneでの撮影は無理、、
耐寒耐風のカメラ必須)、ここでの反省点は、雪上での自重の確実な使い方とバランスがうまく掴めなかったことと、手の指先の寒さ対策がやはり弱かったこと。
小屋に戻ってからは、神奈川県山岳連盟の遭難対策委員会の方より、
山で怪我をして動けなくなった人の確保、移動方法を実演してくださり、
その手際の良さとロープワークに見惚れ、密かに怪我人役になりたいと願っておりました
その日の夕食は、豆乳鍋。
お酒も入って、講師の方々との話も盛り上がり、
チームのK講師からは、ロープワークをもっと勉強せい!と、
厳しくも、優しい手解きを受けつつ、生徒への愛情を(勝手に)受け取って、
気持ちも暖かく、その日も爆睡。
日曜日は富士山での冬山教室最終日。
この日も快晴&ほぼ無風。気温−6、7ほど。
朝食は、いなり寿司&豚汁&お漬物。ご飯がたくさん余っているからと、
ごま塩おにぎりまで小屋の奥さんが、握ってくださいました。
この日は、ワカンの着脱、斜面でのラッセル歩行訓練。
九州出身者にとって、サラサラな雪なんてほとんど触ったことがなかったのに、
あんなサラサラな雪の中で、雪にまみれて歩けて、完璧に雪山にはまりそうな、
幸せな嫌な予感がよぎりつつ、充実の時間を過ごせました。
ワカン歩行の下手っぴさには、自分でも驚くほどでしたけど、、、
一旦、小屋に戻り、チームごとに下山開始。
13:30くらいには中の茶屋に到着していたので、2時間30分くらいで下山しました。
途中、K講師に付いてバリルート(たぶん )で馬返しまで下りましたが、
その遊び心の(たぶん単純にショートカットしたかったはず )お陰で、
ラッセルの練習もできたし、雪道の見方(どこを歩くか)といったことも、
教わり、ますます雪山にはまる幸せな嫌な予感を確実にして、
無事に帰路に着きました。
来月は、谷川岳で雪洞構築が出来るっ!
洞で何呑んで、盛り上がりますかね〜
そうそう、インソールは、右足だけB+で、
今のところ私の足には正解のようです。
ただ、動いてないと足先にジンジンと寒さがやってきます。
谷川までに、一工夫の必要ありです
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