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毎年、〈山の便利帳〉が付録になるんだけど、
いつもカバンの中に忍ばせて、
通勤電車の中で,行程表と地図帳を見ながら、
今年はどの山いこっかな〜とか、
行程表は、新たな足掛かりを発見することができたりと、
山予定を立てるのに、とても役にたっている。
ビニールのカバーを付けてはいるものの、
年の瀬にはボロボロの状態で、半分日記帳みたいになっている。
1月号特集の一つは、「テーマで見つける山の本100」。
さて、何かめぼしい本はあるかいな〜と見ると、
買おう買おうとず〜と思っていた、
スティーブ・ハウス『垂壁のかなたへ』が紹介されていた。
いい加減、ここらで腹くくって買うか〜と、
決心し、amazonさんで購入。
その他に、
ジョン・クラカワー『荒野へ』と、
手塚治虫『火の山』をチョイスしてみた。
『荒野へ』は、
ショーン・ペン監督「in to the wild」で映画化された原作本。
と、
『火の山』は、
文庫化された漫画で、6編の短編が集約されている。
『アドルフに告ぐ』は、なぜか家に全5冊揃っているんだけど、
最後まで読めていないんだよね。
まずは『垂壁のかなたへ』から、読み始め。
モノクロの写真や、
デナリ、カナディアンロッキー、ナンガパルバットの地図も
掲載されていたり、かなり読みやすい。
序文は、メスナー師。
アルパインスタイルの登攀について、知らないことばかりで、
勉強になることも多い内容だけど、
単純に山に行くこと、山でのパートナーとの関係や
山に行かない人との関係、自分との向き合い方や、
自分の能力を新たに発見したりと、
真っ直ぐに、自身の感情や感覚が表現されていて、
とても好感が持てる。
日本好きなのか、
三島由紀夫の言葉を自身の山への哲学的思想と捉えて、
引用している。
そういえば、
三島の作品は、色んな意味で恐ろしくて、
20代は敢えて避けて来たけれど、
30代になって、『音楽』を読んでから、
やはり憑りつかれてしまった。
手塚治虫は、三島を強烈に嫌っていたという話も、
聞いたことあるな〜

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