朝日新聞10月15日の土曜版に「続・元気のひけつ」に「山歩きと水分補給」に興味深い記述がありました。30分おきに200ミリリットル、脱水防ぐという記事です。
国際山岳医の大城和恵医師のお話が印象的でした。
ここ10年余り下山後、頭痛が起きることがあります。山で頭痛というと高山病を疑いますが、低山でも起きることが多く、寒い時期には起きないので原因と対策がわからず困っていました。還暦を迎えましたが、ここ数年は頭痛も強く、加えておなかの周辺が異様に冷たく、熱い時期なのに寒気や強い倦怠感、眠気に襲われることもあります。太ももが攣ることも加わりました。
低血糖なども疑われ対応したり、循環器系の診断も受けましたが、全く改善されません。
困り果てて最後にたどり着いたのが、「日本登山医学界」でした。前出の大城和恵医師も籍を置いていらっしゃいます。人間ドックのデータすべてと今までの状況を持参して、1時間以上の診断の結果は、断定こそされませんが「電解質を含む脱水症状」が疑われるとのことでした。必要水分量は
(体重<荷物などを含む総重量>)×(行動時間)×5(定数)
これが必要水分量(ミリリットル)と総カロリーだそうです。
荷物が10kg、行動時間6時間だとすると総重量が80kgなので、計算結果は 2,400つまり 2.4リットルとなり、最初の大城先生の水分量と一致します。30分ごとに牛乳瓶1本分の水となると、飲みすぎのような気がしていました。
ここ2回の山行で試していますが、軽い頭痛程度で不調は回避しています。
同じ症状で困っている方、朝日新聞の土曜版、ぜひ読んでみてください。
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