やっと体が慣れて回りの景色を楽しみながら登れるようになった。ひたすら登る。とにかく登る。今回も何人かとすれ違い、道を譲ったり譲られたりで挨拶を交わしながらの山登りなのだが、色んな性格の人がいるなーとつくずく思う
。超至近距離で挨拶してもスーパーノーリアクションじじいがいたり、5,6メーター先から笑顔でさわやかな挨拶をしてくれるひとがいたり、いまにも倒れそうなおじいさんに道をゆずった時、精一杯の笑顔でお礼と挨拶をしてくれたり、まったく色んなひとがいる。
登山開始から42分がたった、ようやく6合目に到着。キャメルバッグにアクエリアスを補給しすぐに出発!途中両手両足を使いよじのぼる。ロープが何箇所かたれてあるので難なく通過できた。7合目通過!さらに登るどんどん登る。そして俺の限界が近ずいてきた。するとまだまだと思っていた頂上に出た!やっほー!!五頭山制覇だ!と思ったが頂上はここから20分先の所らしい。しかし俺は勝手に一人満足し木陰でパンを食べていると、後から登ってきた若者が五頭山を制覇した興奮勢い余って設置されている友情の金を豪快に鳴らしまくっていた。その若者と友情について少しだけ語り合い別れの挨拶をして俺はそそくさと下界をめざしたのだった。