![]() |
![]() |
![]() |
移転改築された松本市博物館を訪問するのは初めて。
全国巡回している和食展が目当て訪問したのだが、如何にも博物館といった佇まいだった旧松本市立博物館とは見違えるほどのモダンな建物。
収蔵品をならべて解説をするといった旧態の博物館とは全く違った展示方法で、訪問者も若者が多くてこんな博物館は久しぶりだ。
お目当ての和食展を見学後は通常展示を見学したところでお昼時間となった。
徒歩でアクセス可能なかつ玄を目指すが、行列ができており入店を断念。
駐車場に戻って近くのとんかつ丸蔵へ
駐車場から丸蔵まではそれほど距離は無いのだが、インバウンド需要が旺盛なせいか、車は遅々として進まず歩いても到着時間に差が無いほど。
閉店時間ではないがゆっくりと過ごすにはあまり余裕のない時間帯となってしまったが、到着できて一安心。
全くリサーチせずにやって来た店舗ですが、ロースかつ定食は揚げ時間が30分近くなるとのことなので、とりあえずリーズナブルなとんかつ定食(2,000円)とヒレカツ定食(2,100円)を注文して料理が運ばれるの待つ。
ほどなくして定食が運ばれて、想像以上に大きなロースかつとヒレカツに舌鼓を打っていました。
隣のテーブルでは若い女性2名と幼子1名、そしてお婆さん1名(のちに孫2名、ひ孫1名、90歳のお婆さんと判明)が我が家と同じように食を楽しんでいましたが、お婆さんは料理を飲み込めずに少し困っているようでした。
しばらくは孫の女性が飲み込めるように対応をしていましたが、突然お婆さんがイス席から崩れ落ちてしまいました。
どうやら本格的にのどに料理を詰まらせてしまったようです。
隣席の男性が吐き出させるように処置をしますが、うまくいかず呼吸が止まってぐったりとしてしまいました。
そのうちに全く老婆は動かなくなってしまったので119番通報をするとともに、いつの間にか自分が腹部突き上げ法で何とか異物を気道から除去できないか老婆を抱きかかえていました。(どうしてそうなったのかは咄嗟の出来事だったので記憶が定かではない)
体を支える両手からは心拍は感じられず意識も不明で、これは蘇生は難しいかと思っていましたが、何回か動作を続けていたところ口から異物が吐き出されました。
それとともに心拍呼吸も復帰して、救急隊が到着するころには意識がはっきりして一安心でした。
お婆さんは救急搬送は拒否していましたが、誤嚥性肺炎の可能性があるとのことで病院は搬送されていきました。
ほんの数分の出来事でしたが、救命法も学んでおいてよかったと思った瞬間でした。
救急搬送後に食を再開した娘の食事が終わり食事代を支払って退店しようとしたところ店主からは食事代の支払いは必要ないとのこと。救急搬送されたお婆さんのお孫さんが自分たちの分の飲食代をお支払いいただいたようでした。
そんなこととは露知らず、お礼を言えなかったのでこの場をお借りしてお礼申し上げます。
偶然の出来事でしたが、命が助かって良かったです。
救命法は学んでいましたが、まさかこんな機会に活かせると思っていませんでした。
来店していた人たちも機敏に動いてくれたのも、救命の可能性を広げてくれたものと思っています。
お婆さんがこのまま何事も無く退院してくれることをお祈りしています。
画像1 分厚いとんかつ
画像2 松本城ジオラマ
画像3 ジャンダルムの焼き印の入ったピッケル
きっと、まみちさんが今日珍しく山に行かなかったのは、そのお婆さんを助ける運命だったんですよ✨お婆さんの守護神に呼ばれたのかな🤭
救命法、大事ですね〜!
振り返ると本当に助かって良かったと思ってます。
心拍取れなかったときは心臓マッサージを指示されましたが、気道の詰まりを除去しない限りは救命の可能性は低く、時間的にはまだ間に合うと処置をし続けて良かったです。
これを機会に再度救急法を学んでおきたいと思いました。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する