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8月10日(日)
翌朝ゆっくりめだが、5時起床。
同室の九州男児達が出発するというので寝ぼけ眼で見送る。
外に出ると、天気は上々!明神一の池、二の池を散策する。
一の池には、桟橋で眠る鴨と悠然と泳ぐ大岩魚が朝霧の池を移動
していた。
二の池に行くと、目の前というより足許を気にもせず、数羽の鴨が
横切って池へと入って行く。
一旦部屋に戻り荷造りを終え、朝食後出発。今日は涸沢まで行く。
足の方は、昨日と同じでやはり少し痛い。
(親指が巻き爪気味で、変な切り方をしたことで登山靴を締めると
当たって痛いのだ。)でも、我慢我慢。
昨年北穂高岳を目指した時は、初日で涸沢まで入る予定だったのに、
夜行バスで寝られなかった事で、途中の徳沢でダウンし、テント場
の芝の上で2時間程昼寝をした。
涸沢まで行くのを断念して、急遽横尾山荘に泊まったのだ。
今回はたっぷり4日間使って、ゆっくりと行って来ようと計画した。
天気さえ良ければ、万全の状態で取り付けるはずだ。
カミさんの方もつい先日判った腰痛が一時的にでも回復したようで、
足取りも軽いようだった。
平坦な道とはいえ、横尾まで2時間。涸沢までの道すがらいつも休憩
で立ち寄る本谷橋までさらに1時間。やっと時間にして半分くらいの
距離だ。ここからが急登の始まりなのだ。川沿いからカールまでを
山肌を撒くように高度をズンズンと上げて行く。
谷川から暫らく離れて歩き続けると、少し緩やかな上り坂へと変化
して来る。ここまで来ると、そろそろ涸沢テント場前の吹流しが遠
くに見渡せる岩がごつごつと張り出した休憩に適した場所に差し掛
かる。昨年は途中で何度も小休止したが、今回は本谷橋から一気に
上がって来た。それもこれも昨年一度歩いて覚えていたから出来た
ことだろう。
一服して、更に最後の小屋裏にある雪渓までの急登を目指す。
ここからは、一度離れた谷川沿いに戻る。
水は冷たく、汗の滴る顔や腕を潤すには充分過ぎる程気持ちが良い。
雪渓は、昨年より広く厚く感じられた。
嘉門次小屋で九州の方々と話した時、言われていた通りだった。
昨年の同時期と比べると、雪渓が余り融けてないそうだ。
カールの上の方を見やると、確かに雪渓の箇所が広く感じた。
涸沢ヒュッテに到着。
受付を済ませる前に、小屋上のテラスに陣取り、ネクタリンで喉を
潤す。今日の所は、ビールは止めておいた。
翌日、北穂リベンジが成功してからの楽しみに取っておく事に!
今回は連泊する事になっているので、小屋の方から「個室へ行きませ
んか?」と薦められる。ベッド個室だが、一部屋8人までで、全員が
連泊か長期滞在の方々ばかりだった。
ここでも海外からのハイカーがいらっしゃっており、同室の長期滞在
だという写真家の方が楽しげに談笑されていた。
傍に喋れる人が居るというのは、心地良いのだろうな。
私が片言で喋ろうものなら、疲れさせてしまうだろう。
やはり同室の方で、ご年配の単独登山者の方が、毎年来ているのだと
色んな情報を話してくださった。
帰りには松本駅近くの料理屋で食事して帰るのが習慣になっているの
だそうだ。
翌日早朝からの登頂を控えて、早めに床に着くことにした。
((part.3へ続く↓))
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