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初日から5時間歩くコースを早くも変更。
東日原から鷹ノ巣山を経て縦走するコースから、急げば日帰り
可能な鴨沢バス停から登るコースに！
しかも一晩余計に途中の七ツ石小屋で一泊するというノンビリ
振りでゆっくりと雲取山界隈を歩いて来た。
テン泊して当然の山ヤの多い中、ついつい重い荷を背負うこと
も無く食事つきの小屋では二食付けて頂く始末。
11月22日(土)
鴨沢BS 11:55→所畑→堂所→マムシ岩�蘂�七ツ石小屋16:15／泊
11月23日(日)
小屋出発8:30→分岐�蘂�分岐�茴�七ツ石山▲1,757.3m→ブナ坂→
奥多摩小屋→小雲取山▲1,937m→雲取山▲2,017.1m11:45-12:45
→三条ダルミ13:15→青岩鍾乳洞分岐��15:30→三条の湯16:15／泊
11月24日(祝)
小屋出発6:55→林道終点―(後山林道)→お祭BS 9:45-10:40
これまでに2回雲取山に登りに行って、二泊もしたのは今回が初！
只、三条の湯には一度泊まってみたいと思っていたので、行けて
良かった。山小屋でお風呂(温泉だから当然なんだけど)があり、
日に何度も入れるなどそうあることではないので凄く嬉しかった。
ちょうど定員の半数の宿泊客だったのもあるが、最終日の宿泊地
としては最高だったんじゃないかな。
鴨沢BSからは、民家の横の急坂を登り始める。少しずつ高度を
増して行く度に見えなかった尾根が現れる。私道らしき舗装路の
最終地点には熊注意の看板と道標があった。
今回はちゃんとカウベル持参。私のぶら下げているのは必要以上
に大きく響くベルで、後を歩くカミさんはウルサイからと遂に
少しずつ間隔を空け始める始末。仕方がないので植林帯を抜ける
まではとりあえず仕舞っておく。
以前も休憩した堂所手前の最初の水場で小休止。
上り始めが昼だったこともあるのか、下って来るグループは多か
ったが登りで会ったのは、テントを担いでズンズン勢いよく登っ
て来た若者二人のみ。植林帯の切れ目間近で追い抜いて行った。
パワーの違いは歴然だったな。
風邪が治りかけで出かけて来たので、喉の調子はどうかと心配し
たが、全く苦になるどころか元気になって来たような気がして
ならなかった。
この登り口は過去2回共登っていて、一回目は三峰口に。二度目
は三条の湯を経てお祭BSへ其々下った思い出がある。
ヤマザクラの季節とヤマツツジの季節。
今回のように晩秋の登山は無かったのでウキウキしていたのも
あるのかも。
休憩を4回程取りマムシ岩分岐に差し掛かる頃、既に15:40を廻
っていた。この時期の日没は早い。遅くとも16時を廻らないよ
うに到着しなければ、森の中の山道はすぐに真っ暗になってし
まう。この分岐からは大体15分位で小屋に到着出来ることが判
ってい たので16時まで休憩を取り時間通り到着した。
何処の山域のどの山小屋に行ってもそうだが、一つの小屋に常
連として通う人は多い。北八ヶ岳によく登っていた頃は、高見
石小屋や白駒荘に毎週のように通っていた。
そこにもやはり主のような人たちが居て、特に給料を貰ってい
る訳ではないのだが、そこに滞在して小屋の手伝いを普通にこ
なしている。居ついてしまう気持ち、判らないこともない。
小屋には其々独自の味があるものなのだ。
今回初めて通過でなく宿泊することにした七ツ石小屋もそんな
常連達が集まっていた。
年配の親父さんを助けるように、言われた訳でもなく只黙々と
小屋番の仕事をテキパキとこなしていく。
伺ってみると、他にも何人かいらっしゃるようだが、来れる時
は毎週のように来て、というのを繰り返しているのだそうだ。
登って来る時は家に寄り、歩荷も手伝うのだそうだ。
この小屋、素泊まりのみなので勿論私達もコンロとコッヘル、
食料持参での宿泊だが、常連達の食事が凄かった。
私達が登った日は、老若男女の常連4人と純粋な(？)宿泊客3組。
私達の他に、単独行のオヤジさんと元・ニューヨーカーの男性
と恋人らしき女性の若いカップル。
外のテーブルでの食事の後、時計型の蒔ストーブの前で車座に
なり談笑タイムとなった。
振舞われたのは、久保田･酔鯨･･･と旨い純米酒がずらり。
出汁からきちんと作った具の多いおでん、浅漬け、手作りパン
と旨いおつまみがこれまたずらり。
夜を徹して･･･と行きたいところだがそこは山小屋、9時消灯と
正しい過ごし方だった。
ただ、夜の間は蒔ストーブを完全に消してしまうので避難小屋
に宿泊する時と同じく、防寒をしっかりとして寝なければいけ
ない。フード付きの冬用ヤッケを持参していたので頭から被り
床に就く。これがよかったようだ。何とか早めに起き上がれた。
只、居心地が良いのでついつい長居して、8時半出発と結構遅め
の出発となった。
[part.2]へ続く↓
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