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2010年3月20日(土)
鴨沢BS→小袖乗越→堂所→ブナ坂→奥多摩小屋前幕場
2010年3月21日(日)
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テント持参の山行が楽しくて、今回は春先のテント泊をメインにピークハント無しという一泊ハイクに。
無雪期用テントなのでなるべく標高の低い所で防寒対策をしっかり準備して臨むことにした。前日の情報で当日夜半から翌早朝までの低気圧接近が伝えられていたので、余程酷ければ奥多摩小屋に避難しようと考えていた。
週始めのメンバーのレポートから残雪を予想していたものの完全に裏切られ、殆ど溶けかけたシャーベット状に少しだけ残る雪を踏みしめて長いダラダラ坂を進む。
食糧や水などで重くなった荷を担ぎ上げるのにヒイヒイ言いながら何とか明るい内に奥多摩小屋前幕場に到着。
その間、ペースはノロノロで余力も無く、休憩は1時間に一本を目安に出来たが歩行時間は遅れ気味で+10分は掛かる。元気なのはカミさんばかり。ブナ坂からの半分駆け足のような登りにはついて行けず、小屋までの道ではどんどん離されていった。
到着後即設営を開始。その間急坂の水場まではカミさんが率先して行ってくれたので非常に有難かった。
夕食用に肉と生野菜を持参し塩コショウ炒めに。また、カレーうどんに焼き網で焦げ目をつけた餅を2個投入。暫らく放置して少し柔らかくなったところで食事に。
その頃から徐々に強くなり始めていた風にテントがきしむ。
食事の後ポカポカと温かくなり、寝袋に潜り込むといつの間にか眠りに落ちてしまっていた。気付いたのは翌1時過ぎくらいか、ゴゥッという唸るような音と共にテントを押し潰しそうな勢いの強風と降り出した雨に目が覚めた。時折寝袋から出ている顔にテントが圧し掛かってくる感じだ。時々手で押し留めてうとうとと寝たり寝なかったりが続く。
カミさんも何度か目覚めたようだ。
嵐のおまけじゃないが翌朝目覚めると、テントの前室に置いておいたカミさんの片方の靴に雨水が吹き込んだらしく逆さにしてみると水が滴り落ちた。
目覚めた時に見回るべきだったと反省。張綱の一本が外れひらひらと風になびいていた。
出発までの準備で外に出る度に交代でこちらの靴を履かなければならなくなった。
それよりも、下山時の足の気持ち悪さは代わって上げられない。入口近くに寝ていたこともあり反省するしかない。
山頂避難小屋泊まりの方が下りて来られたので話してみると、やはり寝られなかったとのこと。雲取山荘前でテントを張っていた人とも話したが、こちら以上に酷そうだった。
夕方からずっと強風で寝付けなかったという。大変な日に入山したものだと思う。
ゆっくりめに10時頃下山開始。休憩を3回程取り3時間半でバス停に到着。
バスの時間まで1時間弱、駐車場附近で残りの食材を口にする。
午前中登りですれ違う人が5〜6人の一組だけだったので、可笑しいなと思っていたが朝から青梅線が強風の影響で止まっていたことを知る。
奥多摩駅前氷川サービスステーションでざる蕎麦、しめじの天ぷら、餃子を頼み一杯。
復旧した青梅線に乗り込みハプニング盛り沢山のテント泊を終えた。
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