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こんな日にカミさんはというと、どうしても出社しないといけないと出かけることになっていた。久し振りにソロで山へ出かける。
時期的に少し早い気もしたが、花より冨士(？)とばかりに恒例の生藤山・三国山へ出かけることにした。
藤野駅(8:11)…[津久井神奈交バス]…和田BS(8:25〜8:55)→
分岐��(9:05)→分岐��(9:15)→[右手茶畑]→[左手一軒家]→
山ノ神／分岐��(10:15〜10:25)→連行峰／分岐��(11:25〜11:30)
→茅丸▲1,019m(11:50〜11:55)→生藤山▲990.3m(12:10〜12:15)
→三国山▲960m(12:25〜13:00)→ピーク▲931m→甘草水／分岐��
[桜並木]→佐野川峠／分岐��(13:20)→ピーク▲768m→鳥居→
鎌沢休憩所(13:50)→分岐�蘂�分岐�蘂�鎌沢BS(14:10〜14:36)
…[津久井神奈交バス]…藤野駅(14:43〜14:59)
この山へ出かける時、いつも上野原駅から都留中央バスに揺られ井戸BSに向かい、さいかちの木、軍刀利神社、桂の大樹を経て三国山へと続く尾根へ出るコースをとる。
こちらのコース、人が少なく結構な急登だが短時間で山頂へ着けるのでよく歩く。楓もあるので秋の紅葉シーズンに訪れるのもまた良い。
だが今回は晴れ！長く富士山を眺めながら歩くことを考え上記のコースにした。
和田BSは陣馬山へ行く際も便利な場所。生藤山へ至る道はここ数年辿っていなかったので久々となった。登山届けの提出箱が無かったので、バス停附近のセンターに預かって頂く。
準備を済ませ出発。川沿いの車道は車も疎らで静かである。
同じくバス停を出発された方々も其々の登山道へと向う。
同じバスで到着した人で同コースを辿る人は居なかった。
静かな山歩きとなる。車道を外れ細道に入る。建設中の砂防ダムを越えた辺りで舗装路が終わり、本格的な山道に変わった。
山ノ神分岐がある尾根までの一本道には所々道標が立ち、間違いなく尾根に至る道を進んでいることを教えてくれる。
足許には馴染みの小さな花々が咲き誇り元気をくれるようだ。
樹林帯の奥に一軒だけ立つ民家の横を抜けると針葉樹林帯の更なる急登となる。足許はしっかりと木枠で補強され歩きにくさは感じないが、傾斜の大きさから歩幅は小さくなる。ペースを乱さずゆっくりと登り詰める。ジグザグに登る辺りまで来ると尾根が近いのか明るく開けて来る。
左右両側共に多岩があり、その間を一歩一歩登って行く。一時間少々で山ノ神に到着。傍らの木に真四角の岩が置かれていた。ここで小休止。水分補給をする。
この尾根を右に行くと醍醐丸を経て陣馬山へと続く。こちらは左に。
この先ずっと三国山まで尾根伝いだ。途中には茅丸など幾つかのピークを辿る気持ちの良いコース。左手にずっと富士山を拝みながらの歩きとなる。
山ノ神からの山道は緩やかで明るく歩いていて楽しい。すれ違うハイカーとの挨拶も思わず笑顔になる。
途中の茅丸は、この尾根上では一番高く、急な木の階段を経て頂上に至る。周囲を木々の長く伸びた枝に遮られるが木の間越しに峰々が一望出来る。だがここに到着した時点で、富士山は既に雲に隠れてしまっていた。ここに着くまでの尾根伝いの道では常に見えていた富士山が確認出来ない。同じく山頂に休む人たちも残念がっていた。
写真をお願いし茅丸の記念にした。
山頂を後にし生藤山を目指す。小高い岩山があると登り、名もない小さなピークを辿り、山頂へと至る。山頂表記は二つ有り一つには990.3m。
もう一方には990.6mとある。道標を立てた管轄により表記が変わることがあるのだろう。立てられた時代にもよるか。何れにしろ数年ぶりの山頂はやはり狭い。ここでも写真をお願いしスナップを残す。
山頂の一角にあったヤシオツツジだけは満開であった。
早く昼食にありつこうと三国山へ。
ここは山頂が広く、昼食など一休みするには最高の場所。
富士山の眺めでは好きな場所の一つ。
一角に腰を下ろし山並を眺めながら食事をとる。
ここは見上げると桜が美しい。今回はほんの少ししか開花していなかったが満開の時は見事だ。大樹が密集しているのも良い。
山上の遅い春を楽しむには良い場所だと思う。
現時点で三分咲きなのでGW明けの土日附近からが見頃ではなかろうか。
訪れる人はその頃を外さないように出かけて欲しいものだ。
少し長めに暖を取り下山開始。ここからはいつもの下山コースだ。
社の建つ鳥居のある場所を経て鎌沢BSへ。
途中には大樹の桜並木が出迎えてくれる。テーブルやベンチも設えてあるので、ここで休憩を取るハイカーも多い。
この道は、桜の大樹が時々現れるので歩くのが楽しい。思わず立ち止まって上を見上げる。
鳥居からの開けた道は、低木が多いので風も通る。
ツツジが多いので、見頃は最高に良い。ちょうど三国山山頂の桜が満開の頃にこちらへ下って来るとツツジも満開となっている。
桜とツツジを両方楽しめる中々良い道である。
民家の屋根が見えてくると山道は終了を迎える。茶畑の多い集落の一番高い場所で山道が終わり集落を巡る舗装路に変わる。
最初の民家を過ぎてビニールハウスが現れたところを右に入ると鎌沢休憩所がある。あずまやが建ちトイレもある。急な雨の時も重宝する。
この辺りから茶畑の横を辿りBSまで下って行く。
ちょうどこの辺りの道端にノビルが群生するので訪れた時は時々摘んでる。
山道ではスカンポ(イタドリ)の新芽が出ていたので少しだけ摘んで来た。天ぷらにして食す。ノビルは酢味噌でなくサッと揚げて塩を振りツマミにした。
BSに到着すると一人も居なかった。時間まで20分以上ある。
出発時に降りた和田方面を観ると朝の内に一列だったコイノボリが三列に増えていた。ソロ山行の楽しさを再発見した日となった。
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