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奥多摩駅(13:25)…東日原(13:50)→森林館→稲村岩(14:50)
→((稲村岩尾根))→鷹ノ巣山▲1,736.6m／分岐��(17:20〜17:30)
→分岐��(直進)→鷹ノ巣山避難小屋･泊(17:50)
5月9日(日)
避難小屋(8:00)→巳ノ戸ノ大クビレ／分岐�蘢梢�(8:05)→
日陰名栗峰▲1,725m(8:35〜8:40)→((高丸山▲1,733mを撒く))→
千本ツツジ／分岐��(9:10〜9:15)→((赤指山▲1,332.5mを撒く))→
((赤指尾根))→車道に出る��(11:30)→((旧道辿り山菜摘み))→
峰谷BS(12:30〜13:25)…奥多摩駅(13:50〜14:46)
GWに仕事が入り立山へ参加出来なかったカミさんの強い要望もあり、自身も勿論行きたかったGW明けの最初の週末に毎年生え始めるワラビ摘みに鷹ノ巣山まで出かけて来た。
昨年同様、避難小屋泊まりでの一泊二日を楽しんだ。
先月積雪があったことで、もしかすると時期がずれ込むのでは？という不安を抱えつつ、それでも二日間休めるのであれば行ってしまおうと思い切った。
出かける時間が遅かったので、いつもの東日原下車、稲村岩経由でのアプローチと代わり映えしないが、ここのところ定期的に山へ出かけていることで3時間半はあっという間！とばかり午後一からのスタートとなった。
稲村岩への急登は時間通りにこなし、更に2時間10分の長い尾根伝いの登りは、休憩を2回挟み辛うじて＋20分程度で納めることが出来た。
それでも避難小屋に到着したのは17:50と典型的な遅着きとなってしまった。避難小屋前の尾根筋には、2つのテーブルがあり、そこで3組のハイカーが食事の真っ最中だった。挨拶の後小屋内の人数を伺ってみるとスペースが半分以上空いているとのこと。少しばかりホッとする。
満杯だった時は、常に持参しているツェルトで過ごせば良いのであるが、なるべくなら小屋内で過ごしたかったのだ。
声を返して頂いた方、何処かで見たことある方だなあと思った。
(もしかすると…)
小屋前で食事中だった一組の方々に挨拶し、小屋内にシュラフをセットし再び外に出る。明るい内に水汲みを終え、夕食の準備に取り掛かる。
立山で好評だったメニューをカミさんにも食べて貰う。
鶏肉と野菜を煮込んでコンソメスープを作り、梅干入りの焼きおにぎりを予め焼いておいて出来上がったスープをかけて、おにぎりを崩しながら食べるというもの。
今回はおにぎりを黒米入りにし、焼かずに梅干と共にスープへ沈め、共に煮込むオジヤ風にした。鶏肉が家に無かったので豚肉にした。
梅干の効果か食欲が増し、尚且つ身体が温まる。
温かくなる前の夕食には重宝するメニューだと思う。カミさんも喜んでくれたようだ。
小屋内に移りシュラフに潜り込むと一気に眠りに落ちた。
夜中一度起きたが、鹿の群れを間近に見ながら自然の声を聞く。
翌朝目覚めると、小屋前のテーブル脇に鹿の親子が寛いでいたので写真に収める。
昨夜の残りご飯にソーセージと野菜の炒め物で朝食とした。
勿論珈琲とフルーツは欠かせない。朝からゆったりする。
鷹ノ巣山山頂を通って来たとはいえ、この時期の山行はピークハントは目的ではない。あくまでも山菜摘みしたいがため！である。
昨夜気になっていた声を交わした人と話してみると、やはり思った通りであった。何と昨年の同時期に山菜摘みで同じルートを辿っていたその人であった。新たな知識はその方からのお知恵である。嬉しい再会であった。また数週間後の再会を約した。
朝8:00小屋を出発。一応日陰名栗峰までの尾根道を辿りつつ、足元のふかふかとした土の辺りを見回しつつゆっくりと歩く。が、芽を出したばかりの小さなものしか見つけられず、摘まずに進む。
ピーク手前のツツジがポツンポツンと4〜5本だけ生えている場所まで来ても全く見つかりそうもなかった。やはり時期が早かったようだ。
この先の高丸山のピークは撒き、一路千本ツツジを目指す。
程なく分岐へ到着。左へ進路を取り峰谷集落を目指す。
もう一つの山菜摘みが楽しめるのがこの集落辺りである。
まだ車道が出来る前、山と谷に隔てられた家と家とを結ぶ、生活のために作られた昔からある道を辿りながら山里でよく見かけるユキノシタやノビル、スカンポ(イタドリ)、山椒、ヤブレガサ、モミジガサ、蓬、フキ等を摘む。
長い針葉樹林帯の急坂をひとしきり下ると、新緑の美しい広葉樹の林を抜ける明るい山道に出る。この気持ちの良い道の途中でいつも休憩をとる。その後、赤指山山頂へは行かず撒き道へ進む。
再び針葉樹林帯の長い尾根を撒く細道を延々歩く。時間にして2時間強。
今回は障害物となる倒木がやたら目立つ。人が辛うじて跨げる程の高さになって進路を塞ぐ倒木があちこちにありカミさんには、手を貸さなければ通れない場所も出て来た。林道に一旦降り立つ頃、ようやくワラビの群生が現れた。思わず摘み始める。沢山有ったがその一部だけ、それでもビニール袋いっぱいになる。
この辺りから他の山菜も出始める。
今回多かったので摘んで来たのはノビル、アサツキ、ユキノシタ、数枚の山椒の新芽、それにワラビ一袋。
ムカシ道を時々辿りながら林道をショートカットして下って行く。
林道に最初に出てからゆうに1時間かけて山菜摘みを楽しんだ。
峰谷BSに降り立つ。バスの来る13:25までまだ1時間弱ある。
一つ手前の停留所にある渓流釣り場の管理棟で発泡酒を購入しバス停に戻り一杯飲る。浸みる！
奥多摩駅バス停前の蕎麦屋でシメジの天ぷらで更に…と考えていたが、何とお休みであった。駅前ロータリー内の一角で食事を摂り家路に着く。
帰宅後は採って来た山菜の下処理を一気に済ませ、数週間後の鷹ノ巣山に思いを馳せた。
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