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地鉄の経営難についてはすでに広く知られており、対策としてこの春に大幅な値上げと減便が断行されたばかり。それなのに、今回のこの報道。少しの値上げくらいでは焼け石に水で、経営状態はちっとも改善しなかったようだ。
山ヤさんに関係深いところで言うと、立山線の岩峅寺─立山間はモロに立山黒部アルペンルート(以下、アルペンルート)の一部を構成する区間で、廃止にされると山ヤさんは困る…というと、そうじゃないから話はややこしい。私はアルペンルートを何度も利用してるけど、この区間を利用したことは学校の遠足で乗った時しかない。かつて地鉄が夏場に運行してたビア電に乗って電鉄富山駅から立山駅まで往復したことはあるけど、移動を目的とした乗車では無かった。実際に立山線に乗ったのは、11年前の有峰口駅への往復(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1463777.html)が最後だろうか。アルペンルートには行くのに地鉄に乗らないのは、立山駅周辺に無料の大駐車場があるからで、アルペンルートを使う時は(『あるぺん村』のツアーバス以外は)立山駅周辺までクルマで来るので、地鉄なんか乗る必要が無い。多くの山ヤさんや一般観光客もそうだろう。
私の弟は、幼い時には運転士として地鉄の就職を希望してたほどの地鉄ファン。その弟に、地鉄の再建策について意見を聞いたことがあった。弟が言うには、「立山駅の駐車場を有料にすれば、乗客増えるんじゃね?」
地元の立山町が地鉄の支援にお金を出す気があるかどうかよく分からないけど、出すとなった時、立山駅周辺の駐車場の有料化は大きな財源となることが見込まれる。
もし、10年後も立山線岩峅寺─立山間が健在だとしたら、立山駅周辺の駐車場料金が1日1万円くらいになってるような気がします(笑)。