その日のレコでも少し触れましたが、彼らの進入経路は西野の浄水場から管理道路につながる古い林道。テイネトレイルでの使用を想定して再開削されたと思われる、以前は廃道だったルートです。流石は元林道だけに広いところなら軽自動車くらい通れるほどの幅があって、とても快適です。これが裏目に出るとは。。帰り際、往路では無かったタイヤ痕を見つけたことですぐにわかりました。(写真左)麓の入り口には「通行止」と書かれた大きなバリケードも設置されているのですが、改めて写真を見てみると、車は防げてもバイクなら隙間からいくらでも進入できるのが分かります。(写真中)でも。。だからって入るか?フツー。まあ、私も利用させていただいている身でアレなんですけど、少なくともバイクのために苦労して整備された道ではないと思うのですが?
まあ、いくら手稲山が好きだからといって私は警察でもなければ山や道路の管理者でもないため、彼らを取り締まることは不可能です。また、この道の管理者がこの件を把握しているのか?だとしてこれどう捉えているのかも知る由はありません。或いは単に黙認されているだけの可能性もあります。ただ、広いとは言ってもそれは登山道として見ればの話しで、バイクが通行する道としては激狭です。草木に覆われた見通しの悪い道をあんなので走られたら、いつか必ず事故がおきます。平和の滝コースのような人気ルートではないため、あのルートを使う人は大会時以外ごく少数だと思われますが、だからといって安全を担保する要素にはなりません。むしろ、誰もいないと高をくくって注意を怠り、事故につながる可能性の方が高いと考えるべきでしょう。百歩譲ってあのルートを使うのがOK(なハズ無いとは思うけど)だとしても、テレビ局やスキー場関係者以外の車両が管理道路を走ることまでは許されていないはずです。
他の方のレコを拝見していたら、私が遭遇した日の午後にもバイクを目撃したとの記載がありました。既に彼らの中ではあのルートを走る行為が広がりをみせているのかもしれません。あんな輩が次々入ってきたら、せっかく整備されたトレイルは削られ、無残な姿になってしまうのも時間の問題です。
今や年に一度しか行けなくなった手稲山ですが、登山の原点となった大切な山があんなことになってるなんて全く知りませんでした。帰りに彼らが私を追い抜いていった際には若干申し訳なさそうに「すみません。」と声をかけてきたのですが、私は無言で脇に避けるのみ。一切無視を決め込んでいました。きっとイヤなやつだと思われたことでしょうね。でも、笑顔で「こんにちは!」なんて言える気分ではなく、むしろ無視することでこちらの不快感を示したつもりです。腹がたったので去った後姿の写真も撮ってやりました。(写真右)ホントに悪趣味ですね。
なぜ私がこの件を日記に残そうと思ったのかといえば、まずはルート上をバイクが走っているという事実を皆さんにお伝えしたかったから。音が聞こえてきたら十分注意してください。向こうは気づいていない可能性が非常に高いです。それと、この件がしかるべき場所に伝わって、しかるべき措置が取られることを期待しているから。可能性としては低いですけどね。見てしまった以上、何もせずにはいられないんですよ。許されるならば、私費を使ってでもバリケードを強化したいぐらいです。あの周囲は平坦地が多いので、もう少し上の幅が細くなった場所に木を二三本転がしておくだけでも効果がありそう。事実、途中にある歩きやすいよう一部が削られた倒木をクリアするのに難儀してましたから。彼らにモラルを期待できないのなら、何らかの措置をとらなければ歯止めが利かなくなり、手稲山がモトクロスの集合場所になりかねないかと。
何れにしても、来年はあのイヤな音を聞かずに済むことを願ってやみません。彼らに言いたいことはただ一つ。
手稲山に来たいのなら、機械に頼らず自分の足で歩いて来いよ!
大阪や兵庫では残念ながらオフロードバイクで荒れた登山道がいくつかあります。
タイヤが土の道をえぐるので長く続けば凄い荒れ様ですね。
通行を禁止して登山道を保全出来たらと思うのですが、私有地ならその権限は地主なので行政と違って働きかけにくいかもしれません。
行政で対応できる所は注意喚起する看板が設置され、すでに禁止されてるところもあるのですが守られてなかったりしますね。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1708743.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2914063.html
そちらは結構ひどい状況があるんですね。私の知る限り、北海道ではあまり無いケースだと思います。この手稲山も企業が所有する私有地ですので、何となくその辺りが難しいところなのだろうと想像はしていました。それに注意喚起ぐらいでは彼らに響かない可能性は大ですしね。
このルートでは毎年初夏にトレラン大会が開催されるため、状況が酷くなれば何らかの対策が講じられるのでは?っと、少し期待しているのですが、果たしてどうなりますかね。自分では何もできないのがとても歯がゆいです。
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