去年の秋にApplewatchをGETして以来、山へ行くときは必ず携行するようになりました。普段は会社にもしていかないし、休日の買い物でApple payを使うぐらい。殆ど登山専用と化しています。
購入したのは一番安いSE(44mm)の2022年GPSモデルで、価格は42,800円(税込み)。この金額を出してどの程度役に立つものかと半信半疑ではあったのですが、埼玉に来て以来、初めての山に行く回数が増えた結果、北海道の頃とは比較にならないほど頻繁にスマホを出し入れするようになり、なんなら殆ど持ちっぱなしで歩くことも多くなっていることから、安全面を考えても何か対策が必要とは感じていたため、購入に踏み切った次第です。今やスマートウォッチは各社から発売されており、1万円を切る安価な製品も登場していますが、iPhone持ちのためやっぱりここに落ち着くのが最良と考えました。
さて、その結果ですが、Applewatchに対応したヤマレコアプリを含めて、これはもやは登山の必須アイテムです!ひょいと腕を上げるだけで現在地やルートが確認できる手軽さと便利さは、今までの登山を変えるほどの革命と言って良いでしょう。これナシで山へ行っていた過去の自分が可哀そうに思えるほどです。また、電車の乗り降りやコンビニでの買い物なども、財布やiPhoneを取り出すことなく一瞬で処理が終わるため、この点からも無駄な動きを避けたい登山には打ってつけ。購入を迷っている方がいらっしゃれば、一日も早いご決断をお勧めいたします。
私も色々調べる前は何も分からず、何を買えばいいのかさっぱりでしたので、使っていて感じた注意点や特徴などについてまとめてみました。
・サイズについて
私が購入したSEは40mmと44mmという二種類のケースサイズが用意されており、当然、画面のサイズも44mmの方が大きくなります。特に登山で使う場合は地図としての使用がメインになるため、ここは断然44mmをお勧めします。G-SHOCKなどに比べればスリムなので女性の方でも違和感はないと思いますし、重さも殆ど気にならないレベルです。一つ上位のseries8はそれより1mm大きい41mmと45mmのケースサイズになります。
・画面の視認性について
時計で地図を見るなんて現実的なんだろうか?という気もしていたのですが、老眼気味の目でも十分使えます。感じ方に個人差はあると思いますが、デジタルクラウン(龍頭みたいなツマミ)を使って地図の拡大縮小もスムーズに行えますので、場面に合わせた縮尺率を選べばルート確認なども快適です。
・モデルについて
私が購入したSEはApplewatchの中で最も廉価なモデルですが、それでもseries8との顕著な違いは心電図アプリと血中酸素ウエルネスアプリ、皮膚温センサーがない点ぐらいで、転倒検出機能や緊急通報機能等は同様に備えられています。この他、高度計やコンパス、心拍数計測、ウオレット、siri、iPhoneのカメラリモート等、数えきれないほどの機能が搭載されており、これで十分と考えました。iPhone同様、アプリを加えればできることが更に増えていきます。
ただ、series8は画面の縁が細いため、上記のケースサイズ以上に表示領域が広くなります。登山者の方がこちらを選ぶ理由としては、機能面よりディスプレーの面積になると思います。
最上位となるultraはアウトドアを意識したモデルです。主にダイバーズwatchとしての機能が強調されていますが、強化されたバッテリーやコンパスなど、登山用途でも実力を発揮しそうです。ケースサイズはシリーズ最大の49mm。より過酷なシーンを想定される方は検討の余地ありでしょうけど、私レベルのヘタレ登山者にはここまで必要なさそうです。
(^^;
SEの画面は腕を上げた時に表示され、下ろした瞬間にブラックアウトする仕組みとなっています。これはバッテリーを節約するための機能ですが、腕を上げてから画面が表示されるまでの間に一瞬のタイムラグが生じます。計ってはいませんが、恐らく0.1秒か0.2秒、そんな感じだと思います。個人的には十分許容レベルと思っていますが、気になる方はご注意ください。これに対してseries8とultraには画面を常時表示しておく機能が搭載さているため、この問題は解消することができます。ただ、全く見ていない間もムダにバッテリーが消費されているわけで、精神衛生上の観点からseries8を買ったとしてもこの機能は使っていなかったと思います。
・GPSモデルとGPS+cellularモデル
SEとseries8には上記二種類が設定されています。その違いを簡単に言えば、GPSモデルは近くにiPhoneが無ければ通信を必要とする機能が使えないモデル、+cellularモデルはiPhoneが無くたって何でも出来ちゃうモデルです。
だったら+cellularモデルの方が良さそうに思えますが、ならApplewatchだけで登山を完結できるか?といえば流石にそれは無理があります。広い範囲を確認したければiPhoneの方が圧倒的に見やすく、これを持たずに山へ入るのはかなり不安です。当然値段も+cellularモデルの方が高くて、SE44mmの場合ならGPSモデルより8,000円高の50,800円。更に、iPhoneと同じ電話番号を使うためのナンバーシェア料金が月額数百円(キャリアによって異なります)かかるのですが、iPhoneが近くにあればGPSモデルと+cellularモデルの差は無くなります。つまり、常にiPhoneを持ち歩く前提では購入差額と月額数百円は無駄となるわけで、このパターンならGPSモデルで十分だと判断しました。
一方、+cellularモデルのメリットを享受できるのは、Runや近所の軽い散歩など、できるだけ身軽に行動したい場合です。つまるところ、iPhone1台分の嵩と重さを許容できるか否かが判断材料になるのだと思います。
・地図について
iPhoneにヤマレコアプリがインストールされていれば、Applewatchとペアリングするだけでアプリも自動的にインストールされます。ただ、地図についてはApplewatch内に保存するか否かを個別に選択する必要があります。保存しない場合でもiPhoneから転送されてくるため殆どの場合で普通に見ることはできるのですが、たまに表示が遅れたり止まったりすることがあります。ストレスフリーで使うならApplewatch内にも地図を保存してお使いになることをお勧めします。詳しいことは分かりませんが、Wi-Fiや4or5Gから直接地図を取得するであろう+cellularモデルは、この点にメリットがあるのかもしれません。
・バッテリーにつて
使い方によってかなり変わると思いますが、充電100%でヤマレコアプリを起動後にスタートした場合の可動時間は、初めてのルートで頻繁に画面をチェックするパターンなら、これまでの実績で概ね15時間前後と考えて良さそうです。最後の最後は省電力モードに切り替わり、かなり粘ってくれますので、殆どの日帰り登山は一息でこなしてくれると思います。宿泊を伴う場合でも就寝中にモバイルバッテリーで満充電とすることは十分可能です。また、既知のルートで画面を見る回数が少なければ20時間以上行けると思います。
ワークアウト等、他のアプリを起動させるとバッテリーの消費がかなり加速(感覚的には二倍くらい)されますので、お勧めできません。登山中はヤマレコアプリのみの使用に止めておくのが無難です。
ただ、あまりギリギリだと最悪ログが途切れてしまう恐れもあるため途中で充電したいと思っても、iPhoneとは違って充電器と本体との接続はマグネットでくっつけるだけ。少し動かせばすぐに外れてしまいます。実戦配備中の充電は考慮されていないのでしょう。苦肉の策として、watchと腕の間に充電器のマグネット部分を挟み込み、バンドを少し強めに締めることで固定するか、一旦腕から外してマグネットとwatchをゴムで縛り、モバイルバッテリーごと小さな肩掛けバッグに押し込んでいます。
・バンドについて
バンドの種類は豊富にあって、1金具の出っ張りをあらかじめ開けられた穴に押し込める方式と、2マジックテープ式 、3伸縮するループ状のバンドに大別されます。Applewatchは本体とバンドとのセット販売になるため、本体だけ購入することはできません。なので、私は最初1を選んだのですが、緩いと思って一つ詰めると今度は少しキツい。。という、あまりにも予想された通りの現象が生じました。別のバンドを同時に購入することはできるのですが、純正品は最低でも6,800円!試しに楽天で2のタイプの社外品を購入してみたところ、微調整ができてかなり良好です。価格は二本セットで1,000円くらいでしたが、何の問題もなく使えています。
Apple storeに行けば事前に試着することもできるのですが、去年の9月にニューモデルが発売された直後だったためなかなか予約が取れず、結局実物を見ないまま購入してしまいました。結果的には良かったと思っていますが、気になる方はバンド等色々試してからの方が良いかもしれません。
以上、思い着くままに書き連ねてみましたが、何かの参考になれば幸いです。
今はgarmin935というナビ機能付きのマルチスポーツウォッチを使用しています。
地図は出ませんが経路を線で表していて進行方向は確認できます。簡素な画面のため
視認性は良いかもしれません。
でもApplewatchだったら高解像度のため視認性良いかなと思えます。
この辺はどうでしょうか? また、方向の確定速度はどうでしょうか?
gaminはここは少し弱いです。(新型の955なら良いかもしれません)方向を変える時も少したってからでないとわからないときもあります。
画面は印刷物のように高精細ですので、視認性は良好です。方向を示す△も腕を動かせばリニアに反応してくれますよ。電波状況によるものなか、希に動きがカクカクしたり一瞬止まったりすることもありますけど、それはiPhoneでも起こることなので、許容範囲かと。殆どのケースでちゃんと動いてくれます。
この価格でこれだけの機能を実現しているのですから、ヤマレコアプリの機能も含めて便利な時代になったものだなと感じます。ただ、ガーミンに比べれば作りは華奢なんだと思います。ぶつければすぐ行っちゃいそうなので、その点はちょっと気を使いますね。
私も昨年春に7を購入し、もはや朝晩の入浴時以外はつけっぱなし状態です。
寝てる時も睡眠データを取ってくれるのと、朝のアラームとして必須です。
お山ではiPhoneを見ることもほぼなくなりました。
交通機関、買い物、全て腕一本で完結して画期的だと思います。
山小屋泊でも使いましたが、USB-Cモバイルバッテリーを使えば20分もあれば十分100%まで回復するので、夕食中に充電を済ませて、あとは寝てる間もずっと腕に巻きっぱなしでした(アラームとして使ってるため)。
ぼっち生活者なので、私の身に何かあった場合通報してくれる点でもありがたいです(その時にバッテリー切れてたら意味無しですが)。
ここまで来たら体内埋め込み型デバイスの早期実現を願うばかりですw
交通機関と買い物は本当に便利ですよね。もう財布やスマホを取り出すのすらめんどくさいと思ってしまいます。現金なんて、それこそ山小屋ぐらいでしか使うことがなくなりました。watchで電話していると、なんか昔のSF映画に出てきた通信機器みたいで凄いなと思う反面、黒電話が懐かしく感じます。こんなの若い人には何の話か分からないですかね?(^^;
埋め込みデバイスも遠い世界の話ではなさそうですね。腕をクリックしたら視界に地図が表示されるとか、その内チップから筋肉に直接指令が行って、分岐で勝手に正しい方向へ足が向くとか、現実になってくるのかもしれません。ちょっと怖い気もしますが、そんな世界を見たいとも思ってしまいます。
自分も同じSEを愛用しています。
使い道はモバイルSuicaとヤマレコアプリのみなので、廉価版で十分です。
もはや手放せないくらい、日常生活や山に大活躍です。
そんな使い方なので、右手に装着しています。
私もヤマレコアプリとsuica、タッチ決済が主な使い道です。この三つだけでも買った価値は十分あると思っています。
ただ、少し問題なのがsuicaですね。私は左手装着なので、タッチするとき少し体を捻らなければならず、ここがちょとイマイチというか。(^^;
この辺り、右手装着ならスマートにいきますよね。ちょっと面倒だけど、登山中はボタン操作のしやすい左、それ以外は右の二刀流で使い分けてみようかと思っています。
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