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層雲峡〜黒岳〜荒井岳〜旭岳〜荒井岳(泊)〜白雲岳〜高根ヶ原〜忠別岳避難小屋(泊)〜トムラウシ山〜黄金ヶ原〜釣鐘山(泊)〜オプタテシケ山〜美瑛岳避難小屋(泊)〜美瑛岳〜白金温泉
(計画するに当たり、旭川、富良野の営林署(当時)にヒグマ情報を尋ねたが、その時期は麓で草の若葉を喰っているから稜線には上がっていない とのことだった)
2週間の休暇を取りボーナス袋を懐に、新幹線・寝台列車・青函連絡船・特急列車を乗り継ぎ、旭川駅に降り立ち食料を買いだし後、バスで層雲峡温泉に向かい、宿泊。
層雲峡ロープウエイ〜黒岳リフトを降りたら、いよいよ長い縦走が始まる。谷筋や斜面にはたっぷりと雪が残っている。黒岳〜中岳〜荒井岳(ここを初日の幕営地と決める)、空身で旭岳を往復する。
北海岳〜白雲岳(往復)〜白雲岳避難小屋(中を覗くと陣取っていた写真家さんが、この時期に歩くの? というような顔をしていた)〜高根ヶ原(イワウメ、キバナシャクナゲ、コマクサの群落が見事だった。ここでガスられたらヤバイが、縦走中は下山まで、ずっといい天気だった)〜忠別岳避難小屋テン泊
化雲岳〜北沼(雪で半分埋まっていた)〜トムラウシ山(岩だらけでルート取りに苦労した)〜黄金ヶ原〜釣鐘山(登山道脇に泊地に適した切り開きがありテン泊)
コスヌマプリ〜オプタテシケ山(残雪急斜面の登りがきつかった〜)〜美瑛岳避難小屋テン泊(夕飯の支度をしているとエゾシマリスが周りをウロチョロとして疲れを癒やしてくれた。日が陰ると流水がピタッと止まった)
前日のオプタテシケ山を過ぎたベベツ岳の下り辺りから左膝に違和感があった。美瑛富士への復路(下り)で左膝にキリキリとした痛みが出始めた。なんとか美瑛岳までは歩いたが、大事をとり十勝岳までの歩きは諦めて白金温泉(旅館泊)へと下った。温泉で左膝の曲げ伸ばしを繰り返す。風呂上がりのビールは最高だった。
膝のキリキリ痛は直っている。ザックを背負って屈伸しても階段の下りでも違和感は消えた。まだ、休暇は残っているし、利尻島へ行こう。十勝岳は、またの機会に預けておくことにした。旭川から急行に乗り稚内に向い、YHに泊まる。
フェリーで鴛泊へ。半日、街を散策し、鴛泊の民宿に泊まる。翌日、沓形登山口まで送ってもらう(当時は神居ポン山付近から登山道が延びていた)。利尻山登頂後、鴛泊コースを下山の予定だったが、沓形コース中腹辺りで左膝がキリキリとしだし、引き返す事にした。バスで鴛泊まで戻り、もう1泊する。
札幌で1泊し、初のジンガスカン料理を味わった後、往路と同じ経由で帰路についた。
利尻山頂を踏むのは、それから20年近い歳月が流れていた。この時は、港から鴛泊コースを往復した。十勝岳は、まだ、預けたままである。
膝のキリキリ痛は、大腿四頭筋を強くすると良いということで、スクワットを始めた。これは今も続けており、キリキリ痛は出なくなった。
40年前の記憶は、なかなか蘇らない。どういう風景だったか全く思い出せない区間がある。
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