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人は自分の本性を思わずさらしてしまうことがあるようです。
多くが人の見ていないところやあるいは、見知らぬ人が蝟(い)集している場所では特にそうではないでしょうか。自分への反省を込めて、「心根(心根)」というのは一筋縄ではコントロールできないものなのでしょうね。
避難小屋は、人が見ていないから、他に人がいないからつい本性が出てくる場所の一つですね。そのようなことを言う私も「札内川ヒュッテ」「オロマップキャンプ場」では、自分が使う薪を用意あるいは補充せずありがたく何度も薪を使わせていただいています。それはシステム的に許される場合の例ではあります。厳寒期の無人の羊蹄山避難小屋では、きちんと料金箱に入れております。
白泰山避難小屋・四里観音避難小屋・破風山避難小屋のように、車でのアクセスができない山岳域にあっては、誰かが(自分が)薪を作らなければストーブで暖を採るわけにはいきませんが、そこに薪があれば使ってしまう、お礼の言葉をノートに書くでもない、甚だしきは使い放題使ってしまうという人が多く出てくるのは、貧しさのなせる業でしょう。
心がない人との葛藤はありますが、それでもといってボランティアでやってもらっている白泰山避難小屋・四里観音避難小屋・破風山避難小屋のようなきれいな小屋は、多くの人の憧れの場所にもなっていますし、使われた人によってきれいに後始末されていることは大きな救いですね。
※ 追記です。(1/8)
避難小屋であっても宿泊を前提で使っていいところは少なからずあり、加えてストーブが置かれているところも、最近新築の避難小屋でもないわけではありません。
国立公園内での「落枝の採取」「火入れ又はたき火」は必ずしも禁止されているものではありませんので、避難小屋にストーブが置かれていてもちょっともおかしいことではありません。
避難小屋の使用については、雪倉岳避難小屋は朝日小屋が管理を受け持っているらしいのですが、あたかも権力を授かったような高圧で、授権の範囲を超えた越権行為が見られます。その小屋を2回ほど使いましたが、いずれも風雨が強い時でした。
白泰山避難小屋及び破風山避難小屋の位置は、自然公園法の普通地域にあって、落枝の採取は禁止の対象となっておりません。同法では、普通地域での屋外での「火入れ又はたき火」さえも可能なんですから、小屋内のストーブを用いて暖を採ることは禁止されるものではないと解されます。よって、避難小屋に薪ストーブが設置してあることに矛盾はないものです。
こつことと一人の人が作った薪を、無尽蔵にあると思って使い放題はだめよということは、子どもの方がよく分かる常識的なことです。事情があって薪を使って補充できなかったら、小屋ノートにでも一言書いておけばいいだけのことです。(酉谷山避難小屋の水でもそうですね。山を歩くことができるのに自分で担いでこないで、あるいは水場が健在なのに非常用のペットボトルの水を使うというのは咎人同様の行為です。)
厳寒期の避難小屋は寒いです。
http://yamatabi-hanatabi.com/kobushigadake2013.html
登山者のマナーが悪く甲武信小屋は冬期小屋を封鎖し、破風山避難小屋の使用を勧めています。
厳冬期に、自分でその場で用意しないで、作っておいていただいた薪を使わせていただけるなんて、大変ありがたいことです。まず感謝ありき!
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